カール・ミュンヒンガーによる組曲全曲/三番町で小会

 休日の昼、久し振りにAmazonデジタルミュージックで買物。カール・ミュンヒンガーの演奏は堅苦しくて楽しくないと思い込んでいたが、バッハ管弦楽組曲を視聴してみれば意外に良さそうだったので購入した。他に、アルモニー室内管弦楽団による同曲の演奏や、モニカ・ユゲットによる同曲の弦楽合奏版も購入。
 夕方六時頃、大街道の入口で待ち合わせ、三番町の料理店で雑談。世界情勢の現状には今や絶望しかないかもしれない所以を延々力説したが、世界規模の絶望を語ることは意外に楽しい。九時四十九分頃にそこを出て、大街道の喫茶店の二階で休憩。このところの粗食禁欲生活の影響か、キャラメルラテの甘さに驚愕した。こんなにも甘い飲物だったのか。散会して、大街道のコンヴィニエンス店で翌朝の朝食を買ったのは、レシートの日付によれば二十九日の一時四分のことだったらしい。タクシーで帰宅した。

 

ニコニコ動画でポプテピピック第四話を視聴

 楽しい出来事が多過ぎて疲弊した。
 ところで。
 世間で話題のテレヴィアニメ「ポプテピピック」をニコニコ動画で遅れ馳せながら漸く観たのは十日前の一月十七日。同じことを繰り返しながら別物に変えてしまう構成が巧い。それに釣られて第一話も第二話もそれぞれ不覚にも繰り返し観てしまった。第三話を観たのは二十三日。
 そして今宵、第四話を視聴した。神谷明の力強過ぎるヒーロー声が面白い。そして回を追う毎に、武内駿輔赤羽根健治の歌に聴き惚れる。

 

 

竹書房文庫おそ松くん第二十巻

 夕方、やや早めに職場を出て、一番町の高級な料理店における小会に出席。
 ところで。
 竹書房文庫の赤塚不二夫完全版シリーズ『おそ松くん』。第二十巻。
 六つ子の中で今なお名が出てくるのは今や、おそ松、チョロ松の二人組だけ。しかし六つ子の活躍はそれなりにはある。例えば、ブラック芸能事務所の鍋底プロダクションが街に来た話では、脱退した大人気アーティストのチビ太を潰すため、六つ子が虚像のアイドルに仕立て上げられる。

 

アニメイト松山店で衛宮さんちの今日のごはん第二巻を購入

 夕方、銀天街アニメイト松山店へ急ぎ、『衛宮さんちの今日のごはん』第二巻を探してみれば、「特典付1010」の値段を付されていたので大いに期待したが、レジでは千十円ではなく六百二十六円を求められ、特典付ではなかったらしい。残念だった。

雪が舞う日/竹書房文庫おそ松くん第十九巻

 午前中、空は晴れていたが、雪が舞い始めた。暫くは盛大に降っていた。やがて雪はやや沈んだが、空も曇り始めた。しかるに夜には既に雪が止んでいた。
 竹書房文庫の赤塚不二夫完全版シリーズ『おそ松くん』。第十九巻。
 バカボンも登場し、バカボンパパがイヤミに射殺される西部劇風の話もある。
 凄みがあるのは「方舟」の話。搾取するイヤミ、チビ太、おそ松等と、搾取されるハタ坊、デカパン。格差社会の真相や、支配と被支配のパラドクスにも迫る。腐敗した権力者には天罰が下る。

 

平松禎史もはやこれまで論/小林裕介の秒速5センチメートル発言/衛宮さんちの今日のごはん(衛宮ごはん)第一巻/ポプテピピック第三話

 休日。殆ど寝て過ごし、夜まで一歩も外へ出なかった。
 twitterでは、著名なアニメイター平松禎史氏が興味深い発言。西部邁氏が晩期に繰り返していた「もはやこれまで」の語を最晩年には発しなくなっていたことをめぐり、「もはやこれまで」の語が危機においてもなおユーモアの精神を保つことを表していたとするなら、その語の封印は、現今、もはやユーモアの精神を保ち得ない程の状況に至っていることを表していたのではないかという指摘。流石、表現者ならではの鋭い観察。
 同じくtwitterでは、大雪に伴う様々な混乱や反応をめぐる発言も多い。中で最も面白かったのは、声優の小林裕介による「雪の中電車に乗ってると秒速5センチメートルを思い出す。。」という発言。実際、新海誠愛好家の間では「秒速5センチメートル」や「君の名は。」における美しい雪景色を想起して改めて「聖地」を訪ねた人々もいたらしい。
 それにしても、大雪や台風、地震のような災害のときにも普段通りの勤務を求める社会というのは、非常事態に対応しない点で平和ボケそのものである以上に、人命を軽んじている点でイジメ問題にも直結している気がする。
 夜。漫画『衛宮さんちの今日のごはん』(#衛宮ごはん)第一巻を漸く読んだ。漫画の著者はTAa、原作はTYPE-MOON、料理監修は只野まこと。温かな気分になる話だった。衛宮士郎に養われたいと思った。
 そして深夜、ニコニコ動画で「ポプテピピック」第三話を視聴。

 

衝撃の訃報から一夜明けた休日

 やや久し振りの休日。昨日の夕方の時点では映画館にでも行って過ごそうと予定していたが、昨夜インターネット上に接した突然の訃報の影響で容易に出かける気分にはなり得ず、今日もtwitter上の反応や、youtubeニコニコ動画西部邁ゼミナールをはじめ出演の動画を色々次々視聴して過ごす一日になった。東谷暁氏、佐藤健志氏、藤井聡氏、中島岳志氏のような本当に身近にあった人々が、流石に予感していたのか、意外な程に冷静に語っている中、宮台真司氏や東浩紀氏が意外な程に動揺しているのも、西部邁氏の言論の性格をよく表しているように思われる。右であれ左であれ単純主義で満足できるような人々にはその動揺と冷静の意味は解し得ないのかもしれない。