ヒミツの花園第九話

フジテレビ系。ドラマ「ヒミツの花園」。第九話。
脚本:永田優子。音楽:仲西匡。主題歌:安室奈美恵「Baby Don't Cry」(avex trax)。プロデュース:吉條英希(関西テレビ)&遠田孝一(MMJ)&伊藤達哉MMJ)。制作:関西テレビMMJ。演出:小松隆志。
川村亮子(真矢みき)は田中一郎(寺島進)を拘束したまま喫茶店に何時間いたのだろうか。初め片岡智(要潤)と語り合っていたところに田中一郎が割り込んできたのは昼間のことで、そして形勢逆転ののち川村涼子と田中一郎との云い合いが合意を見ないまま夜になったとき既にその喫茶店も閉店時間を迎え、でも二人が粘っている所為で店員は帰れなくて弱っていた。
片岡家四兄弟の「秘密」に関し、片岡陽(本郷奏多)に詰問されて片岡航(堺雅人)が真相を語った。それを聞いて走り去った片岡陽が、追ってきた月山夏世(釈由美子)相手に打ち明けた思いは思いのほか具体的だった。「本当の兄弟ではない」という真相だけではなく、できれば「親は違っても兄弟だ」という愛をも語って欲しかったのだと彼は云った。確かに大きな違いがある。片岡航の兄弟愛は篤く熱くとも余りに真直ぐで不器用に過ぎる。