ヤンキー君とメガネちゃん第七話

TBS系。金曜ドラマヤンキー君とメガネちゃん」第七話。
紋白高等学校への入学試験のとき、ピンク色のシャープペンシルをさり気なく貸してくれて助けられ、以来、片想いの相手として探し求め続けてきたあの謎の少女との再会を、合宿で訪れた湯河原の温泉旅館で遂に果たした…と品川大地(成宮寛貴)は確信していたが、実は温泉で見出したその人は眼鏡を外した足立花(仲里依紗)だった。品川大地は話しかけた相手が足立花であるとは気付いていないが、足立花は品川大地から話しかけられ、足湯に誘われたとしか思っていない。
品川大地の片想いの相手の、ピンク色のシャープペンシルを貸してくれた少女の正体が実は足立花その人に他ならないだろうことを多くの視聴者は既に確信しているだろうが、もちろん彼はそのようには思いも寄らない様子であるし、足立花に至っては品川大地にそんな片想いの相手がいるということにさえも思いも寄らないようだ。なかなか一致しそうにはない二人の思いの絶妙なズレ具合が面白い。
それにしても、入学試験のときの品川大地、換言すれば中学生時代の品川大地を演じている成宮寛貴は、黒髪の短髪にして学ランを着た効果と見るべきだろうか、八年前の「ごくせん」出演時の彼の若さを想起させる。