八幡浜行

出張の日。朝、普段よりも十分間ばかり遅く家を出て、市内電車でJR松山駅へ行き、特急列車で八幡浜に到着したのは十一時。出迎えがあり、大いに感謝。最初の目的地は市内の中心街にあり、昼一時十四分頃まで滞在。保内町へ移動し、八幡浜チャンポンの店で遅めの昼食を摂ったあと、次の仕事場へ入り、そこで夕方五時頃まで仕事に没頭。予定していた業務は完了したので、市内の中心街に戻り、八幡浜市民ギャラリーで開催されている八幡浜市制施行十周年「東京富士美術館所蔵「美の饗宴」西洋絵画の300年 バロックロココからエコール・ド・パリまで」を暫し見学。会期中は夜八時まで開館しているが、流石に夜に来る人は少なく、静かに存分に自由に鑑賞できる様子だった。今週で閉幕だが、夜まで開いているので松山からでも余裕で見に行けることだろう。ユベール・ロベールやブーシェ、ナティエ、ダヴィッド、アングル等の名作があり、見応えがあるが、見ていて何となく違和感を禁じ得なかったのは、西洋美術の最も重要な画題であるはずの裸体を表現したものが殆どないからだろう。しかし多くの愛好家にとってはその方が安心して楽しめるに相違ない。六時半までに八幡浜駅へ戻り、六時四十一分に駅を出立。松山駅前から市内電車に乗り、道後まで戻り、大型食料品店に寄って帰宅。