旅行記一/京都ギリシアローマ美術館/MOVIX京都

旅行記一。
昨夜かなり早く寝て、起きたのは今日の午前三時半頃。京都のホテルを検索してみれば駅に近い良いホテルが空いていた。「モンストアニメ」を視聴しながら旅行の準備を進め、六時には映画の予約。準備完了して、「氷菓」を眺めながら朝食を摂っていたら何だか外出したくなくなったが、九時頃には漸く決意して外出。タクシーを呼んでJR松山駅へ。十時二十一分に出立し、岡山駅を経て京都駅に着いたのは昼二時三十四分。京都駅に近いホテルへ入ったのは三時の少し前。宿泊室内で暫し寛いでいる内に何だか外出したくなくなったが、三時四十分頃には決意して外出。地下鉄で京都駅から北山駅へ。
夕方四時七分、京都ギリシアローマ美術館へ到着。かなり久し振りに来た。閉館時間が五時で、余裕がなかったので大急ぎ観照して回った。
巨大なヘーラクレースのトルソの大理石像は、いつ観ても美しく、圧倒される。特にアドニス・ベルトの表現が緻密で濃厚で、官能性に富んでいる。胸の厚みを裏付ける背面の盛り上がりも素晴らしいが、腰のくびれを彩る背筋から腹筋への流れと臀筋の隆起の連動こそが最高の見所を作っている。ここでもアドニス・ベルトの役割が大きいと判る。傑作と形容するしかない。
陶器画の数々も美しい。ニナガワの画家の身体表現は、各部分を明確化して、充実している。ボルティモアの画家の陶器画は、群衆と装飾文様を組み合わせて極めて豪華。絵の巧さが目を惹くのは、リュクルゴスの画家の陶器画。優美な裸身を流麗な曲線で描いているが、しかも描線のみによって肉体のヴォリュームを表わしている。ダリウスの画家の肉体表現も肉感に富んで印象深い。
五時頃に美術館を出て、北山駅から烏丸御池駅へ。そこから歩いて新京極の映画館、MOVIX京都へ。凄まじい混雑に先ずは驚かされた。聞こえて来た声から想像するに、どうやら多くはコナンの客だったらしい。発券し、パンフレットを買い、グッズも買い、行列に並んでアイスのカフェラテを買ってから別館へ移動し、夜七時十分から映画「劇場版 Free! -Timeless Medley-絆」のライヴヴューイング付の上映(「特別興行」)を鑑賞。観終えたあと、烏丸御池駅から京都駅まで戻り、ホテルへ帰った。