がんばっていきまっしょい

フジテレビ系ドラマ「がんばっていきまっしょい」。敷村良子原作。金子ありさ脚本。三宅喜重演出。鈴木杏主演。第三話。
中田三郎の姿は消えたものの、名前だけは聞かれた。主要な登場人物の演者の突然の降板に伴う突然の消去がドラマの進行にどれだけ影響を与えるか恐れていたが、案外、今のところ何も支障はなかったかに見えた。考えてみれば当然ではある。物語の主役は松山第一高等学校女子ボート部の悦ネエ=篠村悦子(鈴木杏)、リー=矢野利絵(相武紗季)、ダッコ=菊池多恵子(岩佐真悠子)、ヒメ=中崎敦子(佐津川愛美)、イモッチ=中浦真由美(藤本静)の五人組なのだ。今宵の場合、最後十分間の五人組の奮闘から決意への流れが一番の見所だった。ここで感動できれば充分であって、中田三郎の不在など暫くは問題にもならないのかもしれない。
ところで、松山第一高等学校男子ボート部には大勢の部員がいるが、番組公式サイトには彼らの役名も役者名も全員分までは記されていない。だから悦ネエの幼馴染みの関野ブー=関野浩之(錦戸亮)と部長の安田恭一(北条隆博)以外の部員たちについては四名しか情報がない。取り敢えず四名については録しておこう。雨谷光太郎(滝直希)・窪田啓司(田中琢磨)・大塚秀明(三田村瞬)・酒井仁(福山一樹)。大塚秀明役の三田村瞬はナベプロ所属、窪田啓司役の田中琢磨は劇団東俳の所属だからそれぞれの公式サイト等がある。酒井仁役の福山一樹については現時点では殆ど何も情報が得られない。雨谷光太郎役の滝直希については多少ネット上に情報があるようだが(http://news.goo.ne.jp/topics/geino/talent/MM-M03-0335.html)、所属事務所がどこなのかも分からない。ともあれ、男子ボート部員中で最も爽やかに目立っていた二名中の右端の一人は滝直希だったろう。左側のは誰だったのか。かつて美少年だった錦戸亮は現在やや老けたようだが、二十歳とは思えない位に渋く光っているのが素晴らしく、逆によい。