関ヶ原の石田三成

NHK総合その時歴史が動いた」は今宵「敗者石田三成関ヶ原」の話を取り上げていた。最後の方しか見なかったが、国際日本文化研究センター笠谷和比古教授の解説が明晰で面白かった。石田三成の政治が江戸幕府において継承されていたとの指摘には感銘を受けた。石田三成の最大の理解者が神君徳川家康だったのだ。石田三成が敗戦後も決して自害をしなかった件について神君が「武将たるもの生命を粗末にしてはならない」と語り「自害しないのは武士として恥ではない」と肯定したというのも所謂「武士道」論の上で極めて意義深い。