あいのうた第3話

日本テレビ水曜ドラマ「あいのうた」。岡田惠和脚本。猪股隆一演出。制作協力MMJ菅野美穂玉置浩二主演。第三話。
料理屋「海鮮米問屋“竃”」=「溝口米穀店」の場面がやはり楽しい。仕事帰りの三人の警察官と一人の元警察官。隅田警察署刑事課の柳沼佑介(成宮寛貴)と飯塚英樹(小日向文世)。同署警務課の片岡優二(玉置浩二)。そして元刑事の榎本房子(和久井映見)。店のカウンターの中には米飯を出す溝口店長(阿南健治)と海鮮料理を出す奥山料理人(山崎雄介)。今回は榎本房子が勢いよく梅茶漬けを食っていたが、前回は飯塚英樹が凄まじい勢いで食っていた。他方、警察署警務課における日常も何故か長閑で心地よい。山田警務課長(橘ユキコ)が部下たちの会話に必死に仲間入りしようとしているのが面白い。
公園で「アイ」=松田洋子菅野美穂)と柳沼佑介との会話。前回の書店における遭遇に続く二度目の対話。アイが柳沼を「よい人」と評して柳沼は一瞬喜んだが、直ちにアイは「わたしイイひと苦手なんだよね」と続けた。その直前にあった柳沼と飯塚英樹との遣り取りも面白い。何時も陽気な飯塚の満面の笑顔の仮面の奥には冷静で冷徹な観察者がいると知る。