仮面ライダー響鬼第44話

テレビ朝日系“スーパーヒーロータイム”ドラマ「仮面ライダー響鬼」。細川茂樹主演。四十四之巻「秘める禁断」。
読めない。桐矢京介(中村優一)は「陰陽環」を見詰めたあと一体どう行動したのか?早退したあと一体どこへ向かったのか?そこで何があったのか?安達明日夢栩原楽人)は現時点で彼を疑っている。その疑いは妥当であるのか?違っているのか?不明の点は幾らもあるが、実のところ答案は大きくは二つに集約され得る。盗んだのか否か?という二者択一。ともかくも何れにせよ「仮面ライダー響鬼」のドラマにおいて桐矢は明日夢の影として設定されているとも考えられるから、彼の行為は全て明日夢の選択に作用するに相違ないと想像され得る。結局のところ真相は、今後の明日夢が何をどう決断してゆくのか、ヒビキ(細川茂樹)がそれにどう応えるのか、その進路を拓くものに他ならないはずだ。次週には幾らか見えてくるのだろうか。
なお、気になった点が二つ。一つ、桐矢が以前イジメられていたこと。だが、当時のイジメ集団の二名と喫茶店で遭遇し再びイジメられようとしたとき、彼は直ぐ立ち向かった。彼はイジメを甘んじて受ける男子ではないらしい。それにもかかわらず彼が転校せざるを得ない状況まで追い詰められていたとすれば、そのとき敵は一人や二人ではなく一人では到底太刀打ちできない規模の大集団だった可能性がある。その過酷な経験による屈折を想像しておくことは今後の展開を考え解する上でも有益であるかもしれない。
もう一点はザンキ松田賢二)の全裸のこと。年齢に応じた肉付が生々しくて何と云うかショッキングだった。もう少しキレイに映せばよかったのに。