田口淳之介と塚田僚一

日本テレビ系「ひらめ筋GOLD」。昨年十一月二十六日放送のこの番組におけるバレーボール対決で雨上がり決死隊率いる「ひらめ筋GOLD」チームに惜敗したKAT-TUN亀梨和也率いる「ジャニーズJr.」チームによる逆襲の二番勝負。種目はバレーボール、そしてドッヂボール。亀梨はドラマ「野ブタ。をプロデュース」の撮影のため多忙で練習に殆ど参加できなかったらしく基本的には監督役に徹したが、バレーボールの試合中、途中に休憩を挟んで参戦した亀梨はKAT-TUN同僚の田口淳之介を相手に真剣な表情で常に相談し合いながら動いていた。
さて、注目の結果は、昨年からは一転、アイドル軍団の勝利。しかも「ひらめ筋GOLD」チームには一勝も許さなかった程の圧勝に終わった。
二番勝負の全体を通して最も活躍した感があるのは副キャプテンの田口淳之介。成人式では巨大クラバット付きの水玉シャツを着た王子様風の格好で目を惹いたが、この番組では身体能力の圧倒的な高さで目を惹いた。敵方に対して笑顔で毒舌を放ったのも面白かった。
他方、第二種目のドッヂボールで目立ったのは塚田僚一。ジャニーズjr.内のユニットの一つとして「ABC」(アクロバット・ボーイズ・クラブ)と云うのがあり、彼はその一員なのか。ドッヂボールにおいて彼の繰り出した必殺技「大回転スロー」はその威力よりもパフォーマンスとしての大きさ、華やかさによって目を惹いた。これこそアイドル仕事だ。これまで彼についてもABCについても存在さえも知らなかったが、今日これを見て魅了された。笑顔もサワヤカな美男子だったし、これを機にファンが急増し得るのではないかと予感する。塚田と中川直人のコンビネイションも鮮やかだった。実戦における攻撃力としては中川直人が最強だったとも云える。
最後に見せ場を作ったマル亨は田中聖の弟子みたいな外見だったが、どこかのスポーツクラブに所属する運動選手なのだろうか。北山宏光横尾渉亀梨和也に従いNTTドコモ「FOMA902i」テレヴィCMに出ている人たちだったろうか。バレーボールの練習の最終日、大林素子からの過酷な課題に失敗して泣いた藤ヶ谷太輔と、彼の肩を抱いて慰めるジミーMackeyとか、色々見所が多かった。藤ヶ谷太輔と藤ヶ谷友輔とは兄弟なのだろうか。もし双子であるなら斎藤兄弟よりは売れそうなのに。
試合を始めるに際し両チームが円陣組んで気合を入れるとき、最初、亀梨率いるアイドル「ジャニーズJr.」チームが「ひらめ筋キーン!」と声をかけたのに対し、宮迫博之率いる「ひらめ筋GOLD」チームは「KAT-TUNドゥーン!」。無論「ドゥーン」とは村上ショージの持ちギャグだろう。その後、宮迫ひらめ筋チームが引き続き「ひらめ筋キーン!」と声をかけていたのに対抗し、亀梨アイドル軍は新たに「ジャニーズンズーン!」の掛け声で応じた。あと、踊る芸人の長州小力が十七歳のときジャニーズに入団したくて履歴書を送付したものの、書類選考で落とされた事実も明かされて面白かった。