夜王YAOH第八話

TBS金曜ドラマ「夜王YAOH」。倉科遼井上紀良原作(作&画)。渡辺啓渡辺慶)脚本。主題歌=TOKIO「Mr.Traveling Man」。ホスト監修=零士&大内基。貴島誠一郎チーフプロデューサー。加藤章一プロデューサー。倉貫健二郎演出。ドリマックス・テレビジョン&TBS製作。松岡昌宏主演。第八話。
冒頭の「派閥対決」が痛快で面白かった。新宿歌舞伎町随一の名門ホストクラブ「ロミオ」のNo.1ホスト、聖也(北村一輝)率いる聖也派と、ついにNo.3まで上昇した的場遼介(松岡昌宏)の遼介派とが金額で競い合ったのだ。No.3からNo.4に落ちた大河(青木伸輔)と、遼介派の重鎮、修(要潤)との対決では修が勝利。No.4からNo.5に落ちた光(忍成修吾)と、遼介派の新人、夏輝(石垣佑磨)との対決では光が勝利。そしてNo.2の地位を辛うじて守る蓮(須賀貴匡)とNo.3遼介との対決では遼介が勝利。毎晩の恒例と化しているらしい派閥対決の一部始終を遼介派の常連客二名と一緒に観戦していた金四郎(佐藤二朗)。
遼介の勢いに聖也も内心は脅威を感じるだろうことを察知した腹心の光は遼介派に打撃を与えるべく夏輝を騙まし討ちにしようとしたが、遼介の誠意ある対抗策の効あり、陰謀は失敗。このことが聖也派内部に致命的な分裂を生じた。聖也派ホスト若手三人衆の勇作(水谷百輔)・啄郎(三田村瞬)・晴彦(加藤厚成)が遼介に転身したのだ。勢力は徐々に拮抗しつつあり、対決は面白くなってきた。佐々木篤役の矢島健一はどのドラマでも怖い役。