役者魂!第六話

フジテレビ系。「役者魂!」。第六話。
脚本:君塚良一。企画:高井一郎。メインテーマ:「S.E.N.S.」。音楽:森英治。主題歌:松たか子『みんなひとり』(BMG JAPAN[作詞&作曲&プロデュース:竹内まりや])。挿入歌:竹内まりやスロー・ラヴ』(ワーナーミュージック・ジャパン[作詞&作曲:竹内まりや/編曲:山下達郎])。プロデュース:船津浩一。制作:フジテレビ&共同テレビ。演出:村谷嘉則。
小学生が帰宅したとき家に誰か待っているということ、さらには小学生が体調不良で学校を休んで家で寝ているとき常に誰か傍にいるということは当然のことだろうか。確かに望ましいことではあるだろうが、当然であるとまでは云えないと思われる。所謂「カギッコ」が社会問題と化したのは三十年昔のことだったかもしれないが、それは解決されてはいないはずだ。親が存在するのか否かの問題ではない。たとえ両親がいても共働きであれば、子どもの帰宅時に親は家にはいないだろうからだ。福田桜子(川島海荷)と忠太(吉川史樹)の姉弟にはどうしてそれが解らないのか。強いて好意的に解するなら、これまでは孤独に生きてきた両名が今や擬似的な「家族」を得ようとしている中で却って理想の家族像を強く求め過ぎてしまっていたということなのかもしれない。あり得る話だが、少々解り辛い。
[登場人物&出演者]芸能事務所ヤナギサワエクスプレス本能寺海造担当マネージャー=烏山瞳美(松たか子)//ヤナギサワエクスプレス経理担当=相川護(森山未來)/女優=梓里奈(加藤ローサ)//福田桜子(川島海荷)福田忠太(吉川史樹)//ヤナギサワエクスプレス梓里奈担当マネージャー=斉藤和子(濱田マリ)/隣人・スタイリスト=アントーニオ(富岡晃一郎)/ヤナギサワエクスプレス社長秘書=山崎紀夫(前川泰之)/西丸デパート社長=相川五郎(小野武彦)東都デパート社長=梓幸一郎(白井晃)/芸能事務所ヤナギサワエクスプレス社長=柳沢光春(香川照之)//シェークスピア役者=本能寺海造(藤田まこと)。