花より男子2第七話

TBS系。金曜ドラマ「花より男子2」。第七話。
原作：神尾葉子（集英社マーガレットコミックス）。脚本：サタケミキオ。音楽：山下康介。主題歌：嵐「Love so sweet」（J STORM）。制作：TBSテレビ。演出：武藤淳。
道明寺家に六十年間も仕えてきた賢者、使用人頭タマ（佐々木すみ江）は、牧野つくし（井上真央）を使用人にすることに反対する道明寺司（松本潤）に対し、牧野つくしを司「坊ちゃん」専用の使用人にすることを提案。ここで道明寺司が変態染みた妄想を働かせた。「俺様専用」メイドの牧野つくしが密着して林檎を食わせる何ともエロティクな妄想。傑作だった。
西門総二郎（松田翔太）と日向更（貫地谷しほり）との間の恋の話。西門総二郎との恋を諦めた日向更は今は陶芸家の青年（田中圭）と婚約していた。山村に草庵を結んで作陶に日々励んでいる物静かな芸術青年を田中圭が演じていて、わずか数秒間の出番の中に味わいがあった。
西門総二郎と日向更と松岡優紀（西原亜希）との間の複雑な想いの交錯について美作あきら（阿部力）とともに考えていた道明寺司と牧野つくし。真剣な話の中でも「葡萄」（武闘派）とか「三角形」（三角関係）とか「したきり」（仕来り）とか朗らかに間違いを連発していた道明寺司。「あの野獣野郎！」と陽気に面白がっていたのも絶妙に面白かった。