喰いタン2第五話

日本テレビ系。土曜ドラマ喰いタン2 KUI-TAN 2」。第五話。
原作:寺沢大介(「イブニング」連載/講談社)。脚本:伴一彦。音楽:小西康陽。主題歌:トリオ・ザ・シャキーン「愛しのナポリタン」(ジャニーズ・エンタテイメント)。プロデューサー:次屋尚&山本由緒。協力プロデューサー:(アベクカンパニー)和田豊彦&井下倫子。制作協力:アベクカンパニー。演出:位部将人。
食いしん坊探偵KUI-TANこと高野聖也(東山紀之)は金田一少年=かねだはじめ少年(須賀健太)相手に「世界にカレーは何種類あるか?」と謎をかけて「五十?百?」等と答えさせたあと最後に自ら「家の数だけある」と鮮やかに解いたが、確かにカレー程に変幻自在な料理はないだろう。日本におけるカレー文化の多様性を考えるなら日本人にとって最も馴染み深いカレー料理とは、もはやインド料理でもなければ英国料理でもなく、日本料理の一分野と化していると云える。だから味噌汁の味を語るのと同じようにカレーの味を語ることさえできるかもしれない。
高野聖也は、「高野家のカレーはどんな味?」と野田涼介(森田剛)に聴かれて、「林檎と蜂蜜」と答え、また別の場面では「捜査もよいけどカレーもね」とも述べていた。前者がハウス食品の「バーモントカレー」の宣伝文句、後者が同じくハウス食品「ククレカレー」の正月の宣伝文句に因んでいるのは云うまでもない。そして東山紀之森田剛はそれぞれ「バーモントカレー」のCMに出演したことがある。今、調べてみたところ東山紀之は一九八六年から一九九五年にかけての出演、森田剛三宅健等とともに二〇〇〇年の出演。