花ざかりの君たちへ第五話

フジテレビ系。ドラマ「花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス」。
原作:中条比紗也花ざかりの君たちへ」(白泉社)。脚本:武藤将吾。音楽:河野伸高見優。主題歌:大塚愛PEACH」。序曲:ORANGE RANGEイケナイ太陽」。企画:後藤博幸。プロデューサー:森安彩。制作:フジテレビ&共同テレビ。演出:松田秀知。第五話。
難波南(水嶋ヒロ)率いる桜坂学園第二寮の寮生数名は、夏休みの間の一週間、彼の母、伊緒(森口遙子)の経営する海の家に連行され、同店を「イケメンパラダイス」と銘打ってそこで働かされていた。その初日の夜、大浴場で中津秀一(生田斗真)等が恋の悩みを語っていたとき、その話題に強い興味を示しつつ乱入したのが京橋新(崎本大海)と嵯峨和真(溝端淳平)、次いで野江伸二(五十嵐隼士D-BOYS])と第三寮の八尾光(加藤慶祐)、そして第一寮の北花田航平(武田航平PureBOYS])と大国町光臣(高橋光臣)。北花田大国町もサングラスをかけたまま浴場に入場してきた。こうして海の家「イケメンパラダイス」へ乱入してきた連中は、そこへの滞在を許された代わりに翌朝からは奴隷のように労働を強いられた。厨房で料理をしていた北花田は白い作務衣みたいなのを着ていた。
中津が桃郷学院の連中に喧嘩を売られ、困っていたとき。野江は海の家のカウンター内に立っていて働いていた。北花田大国町は何かを食いながらジャレ合っていた。北花田大国町に何かを無理に食わせようとして、嫌がるのを見て爆笑していた。彼等二人だけは楽しそうだったが、そこに現れたのが第一寮の寮長、天王寺恵(石垣佑磨)と第三寮の寮長、オスカー・M・姫島(姜暢雄)。天王寺寮長の力強い声が聞こえてきた瞬間の、北花田大国町の驚き怯えたような様子が面白かった。
翌朝、桜坂学園と桃郷学院との対決のとき。北花田は鮮やかな青色の作務衣みたいなのに着替えていた。もちろん彼は何時ものと同じく天王寺寮長の側近にいて、寮長が対決の開始を宣告したときにも殆ど顔を近付けるようにして並んでいたが、戦闘態勢に入った所為もあってか異様に興奮した状態の寮長から何故か殴られてしまい、やがては北花田大国町との殴り合いに展開。無意味な乱闘だ。しかし対決が始まるや、彼等の挑発は、相対する桃郷学院の連中へ向かった。流石、第一寮の連中は武闘派だ。第一回戦で一敗したときの第一寮三人衆の落ち込み方は大きかった。第四回戦の相撲では天王寺寮長が勝利を獲たが、激しく打たれた顔が無惨に腫れてしまい、それを見て北花田大国町は怯え、嘆いていた。
その夜、桜坂学園の連中は、まるで修学旅行のように大広間に沢山の布団を敷き詰めて皆で一緒に寝る準備をしつつ、昼間の対決の結果が満足ゆくものではなかったことについて反省会をしていた。そこに遅れて入ってきた北花田大国町。入りながら大国町が投げた枕が天王寺寮長に激突した。倒れた寮長と、駆け寄った両名。忙しい三人組だ。翌日の決戦、ナンパ対決で寮長が老婆の手を曳いて現れたのは楽しかったが、北花田大国町が参戦していなかったのは残念だ。海の家で労働中だったのだろうか。