仮面ライダーキバ第十一話

東映仮面ライダーキバ」。井上敏樹脚本。舞原賢三演出。
第十一回「ローリングストーン-夢の扉」。
名護啓介(加藤慶祐)は、一般の悪人を倒すとき「悔い改めなさい」と云い、ファンガイアを倒すとき「その命、神に返しなさい」と云うが、宿敵と考える仮面ライダーキバを、その正体が紅渡(瀬戸康史D-BOYS])であるとも知らず倒すとき「その命、オレがもらう」と云った。キバに対する敵意がファンガイアへの敵意とは異なっていることを物語ると見てよいだろう。
名護啓介との間で仮面ライダー変身用の装置「イクサ」を奪い合おうとする麻生恵(柳沢なな)の母、麻生ゆり(高橋優)が二十二年前、我が物にできると信じていたその「イクサ」を、実際に手に入れ得たのは次狼(松田賢二)だった。このことが二十二年後の紅渡の変身に関係しているのだろうか。
さて、このドラマで一番の見所と云えば紅音也(武田航平PureBOYS])の出番だが、今週は今一つ見応えがなかった。しかし番組の合間、間もなく公開される映画「劇場版 仮面ライダー電王&キバ」のCMでモモタロス(声:関俊彦)が「オレの映画だ!」と云ったのに対し紅音也が思い切り気取った口調で「何を云ってるんだ?オレの映画さ」と云ったのが面白かった。
この番組に先立ち朝七時半から放送された「炎神戦隊ゴーオンジャー」も録画してあるが、今宵は時間の余裕がないので近く余裕のあるときに先週分と併せて見よう。