正義の味方第九話

日本テレビ系。水曜ドラマ「正義の味方」
原作:聖千秋集英社)。脚本:旺季志ずか。音楽:小西康陽。プロデュース:次屋尚。制作協力:アベクカンパニー。演出:中島悟。第九話。
良川槇子(山田優)の正体が、ついに良川直紀(向井理)に目撃された。彼はどのように受け止めるのだろうか。しかし他人にばかり親切にして自身ばかりか自身の家族からも楽しみを奪ってばかりのような行為が本当に善であるのかは疑わしいとも思えるし、また、国民の善を目的として仕事を進めるべき省庁「政務省」の大臣官房における仕事で内部の人間関係が優先される余り資料作成上の過ちを誰からも指摘されないような事態が正しいはずはないと断言できる。そう考えると、槙子の「正体」は必ずしも悪の本性を露呈したものとは云われないかもしれないのだ。それどころか直紀が反省して槙子に謝罪する展開だってあり得ないわけではない。
中田容子(志田未来)の幼馴染みの隣人、「ジャンボ」こと小森太一(入江甚儀)が今回、小松響子中村静香)に対し唐突に愛の告白。しかし本人からも周囲からも全く相手にされなかった。あたかも愛の告白自体がなかったかのように。