The Perfectible Body和訳四

本日の「The Perfectible Body」和訳(四)。「この研究の基礎をなしている根本の課題は、西洋の社会においてマッチョであるということによって象徴されること(the symbolism of muscularity in Western societies)が、二つの原理的なメタファーの文脈で発展してきたということだ。一つは力の象徴としての筋肉質の身体(the muscular body)、もう一つは快の象徴としての筋肉質の身体のことだ。この快という要素は、美的(aesthetic)快という形を取ることもあればエロティクな快の形を取ることもあるかもしれないが、或いは両者の間で相互に関連し合って区別し難いかもしれない。同じように、力の象徴である場合と快の象徴である場合との間も、個別の表現や現前に関しては区別し難く、不明瞭な要素があるのかもしれず、両者の差は段階の差において現れるのかもしれない。それでもなお、原理上の区別はあるし、鍛えられた身体に関するこれら二つの意味の作用力は、数世紀間を通して多くの異なった表現(manifestations)において明らかにされ得るのだ」(p.17)。