新番組=ギルティ第一話

今宵からの新番組。
フジテレビ系(関西テレビ制作)。ドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」。第一話。
警視庁捜査一課に属する刑事、真島拓朗(玉木宏)は、同課管理官の三輪周平(モロ師岡)の失踪事件について調べる過程で、同時期に発生して自殺として処理されようとしている二つの死に、何らかの意図が働いていた可能性を見出し、犯人の可能性のある人物として野上芽衣子(菅野美穂)を見定めた。
約三ヶ月間にわたり放送される予定の連続ドラマの第一話にしては速い進展だが、二三時間で終わる程度の簡単な話を十時間程度まで延長させることに全力を注ぐ(「33分探偵」のような)番組であるわけでもないだろう。事件性の証明には困難がありそうである上、野上芽衣子の過去の事件には警視庁捜査一課理事官の宇喜田元(吉田鋼太郎)も何かしら関与しているのではないか?と疑わせるような描写があった。「アンフェアなのは誰か?」ということだろうか。
警察官僚候補の上級職として、特に失敗をしない限り一定の栄達を約束されていたはずの真島拓朗が今や無気力の厄介者と化しているのは、これより一年前に、強引な捜査の失策によって配下の若い刑事を死なせてしまったからだった。この殉職の刑事、古井宏太を演じたのは誰かと思えば、公式サイトによると川野直輝だったのか。