黄金の豚第三話

日本テレビ系。水曜ドラマ「黄金の豚-会計検査庁特別調査課」。第三話。
会計検査の今回の対象は独立行政法人国立高度メディカルセンター。国内で最先端の医療を施すことのできる国立の病院。
話の冒頭に、救急車をタクシー代わりに使用して同センターへ到着し、天下り官僚である同センターの事務局長から恭しく出迎えられた財政省事務次官が、三百万円もの先進医療を無料で提供したいとの申し出に、下品な顔で喜んでいたが、本来あれは官僚よりは政治家の役割だろう。
今回の話でも事件を解決(?)したのは主人公の堤芯子(篠原涼子)だったが、調査の流れを作ったのは工藤優(岡田将生)だったので、彼が主人公のように見えた瞬間さえもあった。
不当に安い賃金で二十四時間勤務に近い過重労働をさせられていた「レジ打ち君」ならぬ「レジデント」(研修医)の役を演じていたのは奥村知史、間宮祥太朗、株元英彰、石部雅紀等だろうか。特に事件の解決にも関係した主要な二人のレジデントを演じたのが奥村知史と間宮祥太朗だろう。奥村知史は二〇〇八年の日本テレビ水曜ドラマ「おせん」で内博貴向井理とともに壱升庵の料理人の役を演じていた。間宮祥太朗は今年のTBS金曜ドラマヤンキー君とメガネちゃん」で中村倫也とともに地味な高校生男子コンビの役を演じていた。