スカルラッティのソナタとエイヴィソンの協奏曲

このところ休日が少ないような気がするのは、地味ながらも休日出勤がここ暫く重なっていた上、出勤日も、現在準備を進めている仕事に没頭していて休暇を取りようがないのに加えて、先の土曜も日曜も風邪で寝込んでいて折角の休日を無駄にしてしまったからだろう。今週も明日までは頑張る。
今宵の帰宅の途上、立ち寄ったスーパー店でアーモンドケーキ&ミルクチョコ「ロアール」という商品を大々的に売り出していたのでアルフォートと一緒に購入し、帰宅後、ドメニコ・スカルラッティチェンバロソナタを聴きながらその「ロアール」を食べてみたら余りにも美味で、気付いたときには不覚にも十本入の一箱分を一気に食べ終えてしまった。
スコット・ロスが演奏した奇想の音楽家ドメニコ・スカルラッティチェンバロソナタ全集を昨夜から聴き始め、今宵はCD三十四枚組中の二枚目を聴き、続けて三枚目を聴いているところ。これまでスカルラッティソナタ集については色々な演奏者による選集を聴いてきたが、多分、スコット・ロスの演奏が一番よい。現時点での大収穫はト長調ソナタKk13(L486/P69)に遭遇できたこと。十八世紀の英国の音楽家エイヴィソンがスカルラッティソナタを編曲して作った合奏協奏曲集の第二番ト長調の第二楽章(アレグロ)が極めて大胆な奇想に富んで、しかも典雅な魅力に満ちているので、その原曲を聴いてみたいと予て思っていたのだが、その原曲をようやく見付けることを得たのだ。聴き比べると、ますます楽しい。

スカルラッティ:555のソナタ
12の合奏協奏曲集
スカルラッティ=エイヴェソン編:12の合奏協奏曲集
エイヴィソン:6つの協奏曲集 Op. 3, 8つの協奏曲集 Op. 4
エイヴィソン:12の7声のための協奏曲 Op. 6