下手な扇動

休日。昼まで寝ていた。夕方五時頃に外出。徒歩で衣山へ行き、家具店で延長コード等の買物。徒歩で帰宅。
ところで。
午後、不図テレヴィを点ければ自称政治評論家の三宅久之が、今日の財政難の原因の一端は高齢者が納税しなくともよい状態にあることにあり、しかるに高齢者に納税させるためには消費税のほかに選択肢がないのだ!と主張していた。馬鹿馬鹿しいので直ぐテレヴィを消した。確かに消費税を増税すれば高齢者にも従前よりも多く納税させることはできるが、それ以上に、若者たちにもっと多く納税させることになるだろう。なぜなら消費することを切実に必要としているのは高齢者であるよりは子供と若者であるからだ。高齢者に対する若者の不満を煽り、世代間闘争を徒に盛り上げることによって十年前のような熱狂を発生させたいのだろうが、若者に不利な選択肢を若者に突き付けて、そんなものに飛び付く若者はいるのだろうか。