ハングリー!第五話

関西テレビ放送ホリプロ制作ドラマ「ハングリー!」。第五話。
夜には山手英介(向井理)の仏蘭西料理店で働きながら、朝と昼にはその料理店の野菜の仕入れ先である「大楠農園」で農作業と配達の仕事を手伝っている平塚拓(三浦翔平)が、この日も、午前中(?)の労働を終えて、充実感に満ちた顔で大楠家の座敷へ上がろうとしたとき、座敷では農園主の長男の大楠佐助(佐藤勝利)がオニギリや鶏肉の唐揚や数種の野菜料理を卓の上に並べて「拓さん、一緒に食べようよ」と彼に声をかけた。
大喜びでオニギリを掴んで食べ始めた彼に、大楠佐助は「ねえ、ねえ。バンドとかやってると、やっぱモテんの?」と尋ねた。バンドをやっていれば誰でも必ずやモテるというわけではないが、「ま、俺めちゃくちゃモテたけどね」というのが平塚拓の回答。満面の笑顔で朗らかに回答した。大楠佐助は「いいなあ、俺もカノジョ欲しいな」と反応しながら急に立ち上がって、座敷の隣にある台所へ赴き、何か作業を始めた。緑茶でも淹れようとしていたのだろうか。
このとき、座敷から台所へ移動した大楠佐助と入れ替わるかのように今度は大楠千絵(瀧本美織)が台所から座敷へ来て、山手英介も過去にモテたのかどうかについて平塚拓に尋ねたところから、所謂三角関係の話が新展開の気配を見せた。
ともあれ、この大楠佐助の出番は十時二十分頃の時点に来た。続いて十時三十分頃には二度目の出番があった。
山手英介が大楠千絵に頼みたいことがあって大楠農園の畑を訪ね、そこから、外出中の大楠千絵に電話をかけた際に、彼は話し相手の名を把握できていなかったらしく、近くにいた大楠佐助に彼の姉の名を尋ね、彼は「千絵!」と教えた。無論、山手英介に大楠千絵の電話番号を教えたのも彼だったろう。