改革は弾圧を愛する

著作権保護のためと称する政策は、芸術家の創造力を守ったり育てたりするものであるのか、それとも衰退させ破壊させかねない恐れあるものであるのかを考えることは必要だろう。この問題に関して注目に値するのは、著作権保護のためと称する規制の強化、過剰な違法化、厳罰化の必要性を主張する人物が、構造改革の実務者であり扇動者でもあり、規制撤廃、完全自由化、市場開放を訴えて高圧的な言動を繰り広げてきた元官僚であるという点。新自由主義者は弾圧を愛すると知るのみ。