高島屋の画廊/ヴィヴァルディ協奏曲RV558/文字数二万八千五百以上

夕方、職場を退出したあと高島屋へ行き、線香三種を購入。序に、店内の画廊で来月三日まで開催されている高見和秀展を観照してみた。
この画家の画は愛媛県美術館の新収蔵品展で展示されたことがあるが、あらためて多くの作品を見るに、なるほど物体としての絵具の生々しい存在感を几帳面なまでの明晰な筆遣いで見事に制御しつつ、全体像としてはそれをも消化して写実主義的な表現へ達しているところに妙味がある。漁港の舟の画には特に詩情を感じた。
帰宅後は、往年のトレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサート演奏によるアントニオ・ヴィヴァルディの協奏曲集を聴きながら寛いでいる。種々の楽器のための協奏曲ハ長調RV558が最も面白い。
本日は長文を一つ、一応の落成を見て少々気分が晴れている。軽い短文にまとめるはずの当初の見込をはるかに上回って字数二万八千五百以上に及んだようだが、提出後に読み直していたら正確ではない表現が二つ見付かった。訂正すれば合計四文字は削減できる。