ニコニコ動画-藤井聡&柴山桂太の対談

本年九月二十二日、ジュンク堂書店池袋本店で行われた京都大学大学院工学研究科の藤井聡教授と滋賀大学経済学部の柴山桂太准教授のトークセッション、〈「静かなる大恐慌」とニッポンの危機〉を、ニコニコ動画ジュンク堂チャンネルで見ることができる。柴山桂太の著書『静かなる大恐慌』(集英社新書)の刊行を記念して開催されたイヴェント。「認知的複雑性が低い」という語は便利であるので、憶えておこう。
国際社会のグローバル化の進展に伴って国家間の相互依存性が強まれば強まる程に独裁や侵略や戦争の危険性が高まるという説明は、二十世紀前半に実例があって説得力があり、傾聴に値する。
カール・ポランニーとピーター・ドラッカーに関する話も極めて興味深い。ドラッカーが往年の「日本型経営」を高く評価していたことも語られているが、ドラッカーは日本・東洋の水墨画の愛好家で大コレクターでもあったことが知られている。
http://www.nicovideo.jp/watch/1350027939」。

静かなる大恐慌 (集英社新書) 日本破滅論 (文春新書) グローバル恐慌の真相 (集英社新書)