仮面ライダーウィザード第二十五話

平成「仮面ライダー」第十四作「仮面ライダーウィザード」。
第二十五話「命の選択」。
操真晴人(白石隼也)は仁藤攻介(永瀬匡)の指輪を借りてビーストの魔力を引き受け、新たに得た魔力によって仁藤攻介の防衛に成功した。そしてウィザード=操真晴人の「ショータイム」とビースト=仁藤攻介の「ランチタイム」が合わさった。実に鮮やかな連携で、まさしく待望の展開だった。
しかもウィザード=操真晴人はファントムに多大の打撃を与えたあと、それをビースト=仁藤攻介に委ね、ビーストはそれを存分に「メインディッシュ」にした。これも待望の展開だった。互いをライヴァルと見ていた両雄が遂に共闘するようになることの面白さを存分に見せた話だった。
それにしても、グレムリン=ソラ(前山剛久)が(少なくとも現時点では)予想以上に愛嬌の欠片もなく卑劣であるのには驚かされた。全方位に策略をめぐらしたソラによって、敵か味方かも判らなくなる程に翻弄されたメデューサ中山絵梨奈)には、思わず同情を禁じ得ない程だった。