仮面ライダーウィザード第三十話

平成「仮面ライダー」第十四作「仮面ライダーウィザード」。
第三十話「魔法の消える日」。
ウィザード=操真晴人(白石隼也)はその胸中の世界(「アンダーワールド」)を、不気味で狂暴なファントム=レギオン内藤(村田充)に侵略された。
最悪の事態を避けるべくビースト=仁藤攻介(永瀬匡)は、(またしても男子同士の「エンゲージ」に戸惑いつつ)操真晴人の指に「エンゲージ」の指輪をはめて己の魔力を注ぎ、胸中の世界(「アンダーワールド」)へ潜入した。レギオン内藤を追跡し、ウィザードのドラゴンに「助太刀」をしてレギオン内藤を攻撃したが、奮戦空しく、ドラゴンを援けるには至らなかったらしい。
操真晴人は「心」を破壊され、魔力を喪失したのだろうか。そして彼から魔力を供給されて生きているコヨミ(奥仲麻琴)の、その生命を維持する力としての魔力の消耗の速度が上がりつつあるらしいのは、ウィザードの魔力の向上との間に何等かの相関を有してはいないのだろうか。
予てサバトや魔法使いのこと、そして「賢者の石」のこと等、ワイズマンの知っていること全てについて真実を知りたいと願望していたグレムリン=ソラ(前山剛久)は、ワイズマンの作戦をことごとく妨害してきた甲斐あったのか、念願かなってワイズマン(声:古川登志夫)に会うことを得た。しかるにそのときソラはワイズマンによって消滅させられようとしていた。
ソラは真実を知るのだろうか。視聴者は一緒にそれを知り得るのだろうか。そしてソラはどうなるのだろうか。
まるで物語の終結が近付いているかのように錯覚させかねない程の激動の展開が続いているが、そこからどのように一転して話が続いてゆくのだろうか。