祥伝社新書トキワ荘物語

二三ヶ月前に購入して、寝台の近くの卓上に放置していた祥伝社新書『まんがトキワ荘物語』を読んだあと、その登場人物について検索してみた。皆から兄貴分として頼りにされ、常にその期待に応え続けていた寺田ヒロオが実はそのことを苦痛に感じていたらしいこと、劇画の持て囃される時流に抵抗し、ついには漫画業界を離れ、トキワ荘や新漫画党の仲間から離れ、離れに住んで家族からも離れて孤独な晩年を過ごしていたこと等を知って衝撃を受けた。

まんが トキワ荘物語(祥伝社新書288)