代用魚の種類

村上信五デラックス番組によると、昨年物議を醸した高級料理店の類における食品偽装とは異なって、回転寿司店では「代用魚」が定着し、受け容れられていると云われているようだが、実は近年は回転寿司店でも代用魚が殆ど使用されなくなってきているらしい(その理由とその後の展開は説明されなかった)。
代用魚が最も盛んに使用されていたのは平成十八年(二〇〇六)の頃?だそうで、具体例としては、トロの代わりにガストロ、鯛の代わりにナイルティラピア、ネギトロの代わりにアカマンボウ(&ショートニング&食紅)、カンパチの代わりにシイラ(&植物性油)、そしてイクラの代わりにサラダ油(食用油)とアルギン酸ナトリウムと着色料(イクラ味の液)で造られた人工イクラ等の使用があった由。
どこまでも人工物である人工イクラを別にすれば、他は本物の魚を少し加工したものであるから大して違和感はない。人工イクラも、今まで食べてきたイクラの大半が人工イクラだったのかもしれない…と考えると、反発も感じないかもしれない。外見も味も本物と区別し得ない水準に達していて、それでいて本物ではあり得ない程に安価であるとなると、文句を云う余地もない。技の所産と云える。