新番組=黒服物語第一話

昨夜からの新番組。
金曜ナイトドラマ「黒服物語」第一話。
途中までは、小川彰(中島健人)が余りにも駄目な奴で、見ていて辛かったが、終盤、憧れの杏子(佐々木希)から「夜の街には魔法がある」と教えられて覚醒して以降は一気に面白くなってきた。彼が担当する「キャスト」美樹(柏木由紀)の入場を華やかに導いた場面には、物語があたかも早くもクライマックスを迎えたかのような、逆転劇の痛快感があった。
小川彰とは全く正反対の方向で輝いていたのは城東大学医学部の学生、春日井薫(相葉裕樹)。今時、こんなにも誰の眼にも分かり易く嫌味な奴というのは、虚構の世界においてさえも稀だろう。演じている相葉裕樹のブログ(http://ameblo.jp/aibabahiro/entry-11943319643.html)には「今まで演じて来た役の中でダントツでたちの悪い男です。そしてキモいです」と記されているが、実にその通りの役と演技だった。「しかも回を重ねる毎にエスカレートして」ゆくらしい。
原田巧(山本裕典)と立花裕治(中尾明慶)は直ぐに暴力を振るう怖い先輩黒服だが、後半には早くも意外に優しい側面も垣間見せ始めていたのではなかろうか。