中川大志日記-時間の哲学

俳優の中川大志の、携帯電話用サイト「ビジュアルボーイ」内に開設された日記には十一月二十八日付の記事が公開されている。「今週も一週間お疲れ様です!」のあと、一週間が終わる速さ、一年間が過ぎ行く速さを語り、時間の経つのを速く感じることもあれば長く感じることもあることに及んで、二十四時間に少しでも何かを学び取り得るように心掛けたいと思うことを述べている。なかなか深い。
そして現在出演中の、現在放送中のテレヴィドラマも終わりに近付きつつあるという話題。最後まで楽しんでもらえるように全力で演じたいと宣言し、明日の話では人間と妖怪との間に絆があるか否かが問われることを予告している。
街がクリスマスの雰囲気を盛り上げるイルミネイションや歌で彩られ始めていることに触れ、この、街が賑わいに満ちてゆく季節を愛し、到来を喜びながら、残り僅かな今年を楽しもうと思うことを表明して記事を結んでいる。記事の最後に掲載されている画像二枚は、街を彩るクリスマスのイルミネイションの華やかな景色を捉えた写真一枚と、テレヴィドラマ撮影の合間に楽屋で撮影した様子の、左手に妖怪の手を着けて、怖い顔をしてみせた顔写真一枚。