仮面ライダードライブ第十三話

平成「仮面ライダー」第十六作「仮面ライダードライブ」。
第十三話「私の弟にはなぜブレーキがないのか」。
仮面ライダードライブに変身する警視庁特状課巡査、泊進ノ介(竹内涼真)が、ドライブの開発者であるベルトさん(声:クリス・ペプラー)や同僚の詩島霧子(内田理央)をはじめとする仲間たちと一緒に事件に取り組み敵と戦っていた頃の話は面白かったが、昨年末、詩島霧子の弟であり仮面ライダーマッハの変身者でもある米国帰りの詩島剛(稲葉友)が登場して以降、今一つ楽しめないでいる。やはり詩島剛が悪人顔に見えるからだろうか。丸で姉には似ていない。次週以降、再び楽しめるときは来るのだろうか。
ともあれ、今回の話でも幾つか新しい事実の提起があった。
例えば、マッハ=詩島剛には時間がないらしい。マッハが戦闘に没頭できる時間に制限があり、徐々にその時間も延長しつつあるとはいえ、長時間にわたる活動は不可能であるらしい。同時に、詩島剛自身にも、残された時間が多くはないらしい気配もある。
もっと重大な事実を明かされつつあるのはロイミュードの死神、チェイス上遠野太洸)。ロイミュードとしての彼の番号は「000」という奇妙なもの。チェイスはそれが何を物語るのかを思案しているが、己の過去について何も思い出せないでいる。ハート(蕨野友也)はそれを知っているのかもしれないし、確かに何かを知っている様子に見受けたが、ハートは誤魔化してしまった。チェイスが真相を知ったとき、それを隠していたハートに対してチェイスは敵意を抱くことになりはしないだろうか。
チェイスの番号「0」については、どうやらベルトさんも何か知っているらしい。チェイスがドライブのプロトタイプである「プロトドライブ」に関係している可能性は、いよいよ濃厚になってきたと見られる。