ムカムカデ対コマさん/にんぎょ対ケータ/たらりん対さむガリ

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で最新の第七十三話の配信あり。
今回も前回と同じく、一話を三話で構成する三話の全てにおいてケータが主人公で、ウィスパーが常にケータと一緒にいて、ジバニャンは三話中二話に登場。しかるに前回とは違うのは、ジバニャンがケータと一緒にいたわけではなく、召喚されて登場した点。ゆえにジバニャン召喚が二度あった。
妖怪ムカムカデ事件。
些細なことで怒るように人々を仕向ける妖怪。これに憑かれた人も妖怪も、なぜかケータの着ているシャツの星の模様に怒っていた。髪型は「ギザギザの髪型」と呼ばれていた。解決のために最初に召喚されたジバニャンは、同じ家の中に住んでいるのだからわざわざ召喚しなくても良いではないかと苛立ち、ケータがこれを無視して、早くムカムカデを倒すように苛立ちながら求めていたが、何れもムカムカデの仕業ではない。次に召喚されたのはホノボーノ。最後にはコマさん。
コマさんもムカムカデには憑かれたが、効果の表れ方はムカムカデの意図に反していて、ゆえにコマさんの勝利に終わった。コマさんの怒りの特徴は、怒りを惹き起こした事態の原因を見抜き、原因を除去するための行動を直ぐに起こしてみせるところ。しかもコマさんは善い行いのために周囲の皆を巻き込んで、まるで神社の祭のように皆で盛り上げてしまう。
妖怪にんぎょ事件。
ケータがクマやカンチと一緒に遊んでいて、ケータが今一つの結果に終わろうとしているのをフミカが「普通」と形容して馬鹿にして、それでケータが皆を見返してやろうとして奮起するというのは第一話の発端と同じ。あのときはカブトムシやクワガタを採ろうとしていたのにウィスパーを解放してしまったが、今回は魚を釣ろうとして、人魚を釣ってしまった。古典妖怪。
何度も場所を変えても魚ではなく人魚を釣ってしまい、その度に怒られてしまうので、遂にケータは、魚釣大会ではなく人魚釣らない大会を実行。釣らないために道路上の水溜で釣を試みる後姿には趣があった。
妖怪たらりん事件。
何事においても「普通」であると云われるケータの、唯一、抜きん出た才能として、美しい絵を描く力があったことが判明した。折角の絵を台無しにしてしまうのが、絵具を筆から垂らさせてしまう妖怪たらりん。退治するためにケータは、ジバニャン、さむガリを召喚。怠惰なジバニャンが戦わないまま敗北する展開は今や期待通り。さむガリの戦力をウィスパーの力で最大化した結果、たらりん退治には成功したが、さむガリ(そしてウィスパー)の所為で風邪を引いてしまい、結局、「たらりん」状態に陥ったという話。