ミカンニャン第五回/ガッテンマイヤーvsオロチ

漸く室内の湿度が五十パーセントを超えるようになってきた。
ところで。
ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百九話を視聴。
ニャンパチ先生の話と、USAピョン&5年1組の話と、ケータの話。
ニャンパチ先生の流浪の第五回。
流浪の教師と化したニャンパチ先生の今回の訪問先はニャンニャン学園。ワルニャン、トゲニャン、ブシニャン、そしてイヌニャンが生徒。イヌニャンが孤立していたなら、コマさんが助ければよかったのに。今回も「腐った蜜柑」を語るニャンパチ先生の背後にはミカンニャン。
五年一組の第四回。
執事妖怪を自称する完璧妖怪セバスチャンが登場。イナホが執事という語に興奮するのは期待通り。
妖怪家政婦ガッテンマイヤー事件。
妖怪インフルエンザに罹ったウィスパーを病院へ行かせるべく、ジバニャンはケータのための代役の執事を雇用した。ウィスパーは完璧妖怪セバスチャンが呼ばれるのではないかと恐れていて、実際に呼ばれたのが妖怪家政婦ガッテンマイヤーだったことを知って安心していた。いかにも信頼し切っている様子だったが、どう見ても、セバスチャンよりもガッテンマイヤーの方が恐ろしかった。その名前と容姿は「アルプスの少女」のロッテンマイヤーを連想させるが、命じられた業務を何でも「合点承知」して厳格に実行し、契約時間の終了と同時にあっさり去りゆく点はむしろ「家政婦のミタ」を想起させるかもしれない。
ケータの軽口を直ぐに真に受けて地球を破壊しようとし始め、もはや誰にも止められなさそうな様子だった恐ろしいガッテンマイヤーの行動を何としても止めるべく、ケータは遂に最強の英雄、オロチを召喚。オロチの力でもどうすることもできないのか?…と思われたところで、オロチの本気の力はガッテンマイヤーに迫り、いよいよ直接対決か?…と思われたところで、ガッテンマイヤーは契約時間の終了を受けて業務を中断し、退出してしまった。本気で戦おうとしていたのに行き場を失ったオロチの茫然自失の姿が面白かった。
世界の滅亡を止めようとして必死になっていたケータ、ジバニャン、オロチと、そんな恐ろしいことが生じていたことを全く知らず、病気を治して上機嫌のウィスパーとの対比の面白さは、「ドラえもん」における日常生活の中の宇宙戦争の面白さにも通じるかもしれない。
今日の「きょうの妖怪大辞典」ではウィスパーがコマさんの物真似。発音が似ていた。ケータの「あれ捨てといて」も恐ろしかった。