ハルチカ漫画版/ド嬢アニメ第十一話

重要な予定が決まったので場所を決めた。
テレヴィアニメ「ハルチカ」のコミカライズ版(角川コミックス・エース)の第一巻を読み終えて、第二巻を読み始めた。完成度が高いが、第一巻の中で話は殆ど進んでいない。第一巻が昨年十二月二十六日の発行で、第二巻が今年の十一月二十六日の発行だが、果たして何年かけて何巻まで刊行する予定だろうか。第三巻を待ち遠しく思う。
夜、ニコニコ動画バーナード嬢曰く。」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/bernard)で十一冊目「往復書簡」を視聴。
前半の「粋」と「ピンチョン」は原作の三十冊目(第二巻)で、後半の「往復書簡」は原作の二十四冊目(第二巻)だが、アニメ版における「往復書簡」には、アニメ版の九冊目「バス停」や六冊目「雨宿り」、五冊目「三大奇書」における町田さわ子の言動を神林しおりが想起する場面があって、原作にはそれはない。アニメ版「バス停」は原作の三十七冊目(第三巻)、「雨宿り」は原作の第三十九冊目(第三巻)、「三大奇書」後半の「失われた時を求めて」は原作の二十一冊目(第二巻)にあり、三つの内二つは原作における「往復書簡」よりも後の話であるし、唯一、「往復書簡」に先行する話である原作の二十一冊目には、実はアニメ版「往復書簡」で神林しおりが想起した場面が存在しない。
このように原作と照合してみると、アニメ版「往復書簡」は全体としては原作を再現しているにもかかわらず細部においては独自色を強く打ち出していると判るが、大いに成功している。