コマさんと保育園/バクロ婆の前身の生涯/ケータのために戦うジバニャン

夜、今月中に書き上げるべき原稿を取り敢えず書き上げることができて大いに安堵した。心なしか少しは風邪も収まってきたのかもしれない。
ところで。
ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百二十一話を視聴。
コマさん職業紹介の第五回。イナウサ不思議探偵社復活第二回。ケータとジバニャンとウィスパーの話。そして妖怪三国志の第八回。
コマさん&コマじろうの今回の仕事は保育園の保育士。
しかし結局は、コマさんが保育園児に混じって楽しく遊んだだけの話。コマじろうは保育園児の世話をしながら兄コマさんをも見守り続けた。
そして今回判明したのは、コマさんは立体の造形で発揮し得る能力を平面の造形では全く発揮できないらしいという衝撃の事実。立体の造形におけるコマさんの驚嘆に値する能力の高さは、第八十話の「コマさんと行く」で存分に描かれていた。著名な陶芸家のいかなる技をも、コマさんは常に軽々と凌駕してみせた。同じ能力が今回も、砂場における巨大な築城において発揮された。しかるに絵を描き始めるや、保育園児をも呆れさせる程に稚拙だったのだ。コマさんに倣って「謎ズラ、謎ズラ」と云わなければならない。
イナウサ探偵社復活第二回の調査対象はバクロ婆。
バクロ婆は敵にトランプを投げて攻撃する技を持つ。その姿は怪盗ジョーカーの如し。そしてジョーカーの師が昔はエージェントシルバーと名乗るスパイだったように、実はバクロ婆も美貌のスパイだった。
しかるに、スパイとして活動していたのは二十歳代位の若かった時分だけ。果物屋の青年と出会い、相思相愛になって結婚して、子にも孫にも恵まれ、七十八歳で逝去したらしい。
この話の最後には、ケータとクマとカンチも登場。偶々通りがかっただけだったが、歩きながら三名が発していた馬鹿な話が重大な真相を明らかにして、イナホもUSAピョンも衝撃を受けた。
妖怪ダイナシー事件。
クマやカンチをはじめ五年二組の男子大勢で縄跳びをしていたところへ、またしても妖怪に憑かれたフミカが現れて酷くも妨害し、「台無し」にした。大勢の男子たちの中の後ろの方には、地味にも盛大に転倒した木村守の姿も見える。ダニエル・アンダーソンは倒れていない。
恐るべく大きな竜を古典ギリシア語風にデイノス・サウロスと云い表して、それを英語でダイナソーと発音するが、今回の妖怪は恐竜を連想させる容姿をしていながら「ダイナシー」を名乗り、人々の苦労を台無しにする。このメリケン妖怪の名称と個性を妖怪パッドによって説明するときのウィスパーは、なぜか「あたしンち」の母に変身していた。
ダイナシー二体に狙われるケータ。ケータを助けるべく奮闘するジバニャン。久し振りに、最高に格好よいジバニャンを見ることができたが、生憎、ダイナシーの真の狙いはジバニャンの側だった。