妖怪ウォッチ第二百八話/コマさんの奇策/シンデイ・ジョーズとMr.スコップの意外な反応/新王ネコ2世と忠臣ゾン・ビー・C(チョッパー)/いかにもケータらしさに満ちた事件の話

 明日は休日。ゆえに明日は朝から土佐へ行き、高知県立美術館で中山高陽展を観てこようかと思っていたが、夕方に急な連絡があり、どうやら引越の準備を本気で急がなければならなくなったらしいので、もはや呑気な旅行なんかに出ている場合ではなくなってしまっているのかもしれない。
 ところで。
 ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第二百八話を視聴。
 一。
 バスターズトレジャー編第二十八回「最後の大大大決戦!」。
 怪事件の発生した西部の荒野にある妖怪たちの町サトウキヴィーノで、「大大大冒険家のインデイさんズラ」ことインディ・ジョーズ、ジバニャン、コマさん、ネコ2世、ゾン・ビー・C(チョッパー)、Mr.スコップ、ヒューボ、そしてシンディ・ジョーズの眼前に立ちはだかったのは怪人アレ・バッチーノと黒幕のギャン・アマカーノ、大秘宝妖怪ヨーデルセン。
 意外にも、インデイ・ジョーズの妹シンデイ・ジョーズを人間の姿に変えていたのはアレ・バッチーノの力でもなければヨーデルセンの力でもなく、ギャン・アマカーノの能力に他ならなかった。対するにヨーデルセンの力は人間をサトウキビに変えることにあり、ゆえにギャン・アマカーノの狙いは、自身の力とヨーデルセンの力を組み合わせることで、妖怪を悉くサトウキビに変えて多量の砂糖を造り、甘い菓子を大量生産することにあった。
 あまりにも馬鹿な計画であり、コマさんまでもが罵倒せずにはいられなくなった程だった。
 とはいえ皆がヨーデルセンの書物の中の世界に封じ込められた状態ではヨーデルセンを味方に付けたギャン・アマカーノが無敵であり、もはや一行に勝ち目がないかとさえ見えたが、驚くべきことに、事態を逆転させ得る奇策を発見し得たのはコマさんだった。書物の中にありながら書物を操る術を見付け出し得た発想力には驚嘆せざるを得ないが、なるほど、コマさんならでは思い付き得なかった奇策であるのかもしれない。
 痛快な逆転劇のあとには、インデイ・ジョーズの大願成就があった。シンデイ・ジョーズもMr.スコップも、意外にもシンデイ・ジョーズが鮫の姿に戻ったことを喜んで受け容れていた。
 ネコ2世は砂漠の中の祖国へ帰り、国王に即位。忠臣ゾン・ビー・C(チョッパー)もあの姿のままで新王の側近に仕える身へ戻っている。ネコ2世は相変わらず恐れてはいるが、反面、必ずしも遠ざけるわけではなくなっているらしい。
 ジバニャンとコマさんは一緒に冒険旅行を続けているらしいが、このジバニャンはケータと一緒に住んでいるあのジバニャンとは別の時間を生きているのだろうか。
 二。
 開幕!ハライタフェス!事件。
 実にケータらしい話。トワレに関することで悩まされるのもケータらしいが、そもそも大勢の妖怪の「祭」の標的にされてしまうこと自体がケータらしい。そしてファスナー全開になる結末もケータらしい。