インデイvs.ハイテク野郎Aチーム/ラストブシニャンとジャポン文化ガイドブック/竜宮城の乙姫のオモテナシの真相

 ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百九十五話を視聴。
 一。
 バスターズトレジャー編第十五回「インディVSハイテク」。
 ネコ2世とゾン・ビー・C(チョッパー)は不在。「大大大冒険家のインデイさんズラ」ことインディ・ジョーズとジバニャンとコマさんの三人がダンジョン攻略に挑んでいたとき、ロボニャンF型と蘊蓄魔とヒキコウモリの三者から成る「ハイテク野郎Aチーム」が出現し、どこにどのような罠が仕掛けられているのかを事前に計算してみせた。
 彼等三名の「ハイテク・データ分析」によればインディ・ジョーズが本物の冒険家である確率は〇パーセント。そして彼等のその計算によってインディ・ジョーズが罠にかかる確率は百パーセントであると予測された限り、間違いなくインディ・ジョーズは罠にかかった。しかるに、罠にかかる確率が〇パーセントであると予測された場合には、なぜか偶然の連続によってインディ・ジョーズは罠にかかった。インディ・ジョーズが罠にかかる確率の高さは、ハイテク野郎Aチームの計算を超えていた。
 この話で最も印象深かったのは、当初、ハイテク野郎Aチームの精緻な計算よりも「インデイさん」の勘を信じていたコマさんが、ついにはインディ・ジョーズの発言を疑い始め、ハイテク野郎Aチームの予測を信じるようになっていたところ。
 二。
 ラストブシニャンの文化の日
 ラストブシニャンのジャポンの歩き方第五回に相当するのだろうか。それとも番外編だろうか。
 普段のラストブシニャンはジャポンの歩き方についてトムニャンに学んでいるが、今回はトムニャンから授けられたガイドブックに従って行動し、結局は普段と同じく悉く失敗し続けた。しかしガイドブックが出鱈目を教えているのか、それともガイドブックの教えを厳格に守り過ぎた所為で読み間違えてしまっただけであるのか。
 三。
 妖怪乙姫事件。
 レジェンド妖怪の乙姫は、「オ・モ・テ・ナ・シ」と唱えながら過剰な「御持て成し」を施してくれる。御持て成しを施された者は、施されている間は大いに喜び、感謝する。しかるに唯一、感謝しなかった者があったらしい。それがウラシマニャン。乙姫がケータやジバニャンやウィスパーの前に出現したのは、ウラシマニャンを探し出したかったから。
 ウラシマニャンが乙姫の「おぞましさ」を恐れて逃亡したのは当然だった。なぜなら御持て成しは無償の奉仕ではないから。法外な料金を請求し、料金を支払えない者に対しては「玉手箱」を突き付け、数百年分の寿命を取り立てる。乙姫の竜宮城は、云わばボッタクリの風俗営業店のようなものだった。
 ケータとジバニャンとウラシマニャンが無事に逃れ得たのは、竜宮城の常連客であるらしい大富豪のヒキコウモリが料金を全て引き受けてくれたから。対するにVIPルームで豪遊の限りを尽くしたウィスパーは、莫大な料金の代償として、ケータの執事をつとめる権利を乙姫に剥奪された。乙姫はケータの執事になりたかったのか。