なぜ今日に限って朝一回だけの上映だったのか

 休日。殆ど寝て過ごしていた。
 それでも夕方には、衣山のシネマサンシャインへ行って「Free!TYM」でも観てこようかと思ってはいたが、確かめてみれば朝十時台にしか上映していなかった。昨日までは夕方六時台にも上映していたはずであるのに。兎も角も上映していないのであるなら仕方がないので、ますます寝て過ごしただけの休日になった。
 (しかるに今あらためて調べてみるに、二十二日には朝十時と夕方六時半の二回上映があるのか。なぜ今日に限って朝一回だけだったのだろうか。)

八幡浜からの帰途にエミフルMASAKIに寄って実写版映画氷菓を鑑賞二回目

 休日。しかし用事あり、なるべく早めに起きて準備を整え、十一時頃、JR松山駅へ。JR四国の名物「アンパンマン列車」特急便で八幡浜駅に着いたのは昼十二時十二分。昼食は車内で、家から持参したパンで済ませた。
 車内からプラットフォームへ出てみれば、「にゃんよ」をはじめ南予地域の「ゆるキャラ」衆で彩られた列車が停まっていた。もちろん鬼北町の「きほくん」もいる。西予市の「せい坊」をデザインを手がけたのは「コロコロ」ファミリーの樫本学ヴ。いかにも「コロコロ」風キャラクターデザイン。駅の構内で暫し休憩したあと、タクシーで目的地へ。
 一時から始まった会は三時半頃に終わったろうか。松山まで送っていただけることになり、エミフルMASAKIまで送ってくださった。誠にありがたいことだった。久し振りに穏やかな気分で過ごした休日だったのかもしれない。
 エミフルMASAKI二階のフードコートへ行き、牡蠣丼で早めの夕食。次いでシネマサンシャインへ行き、実写版の映画「氷菓」を観た。二回目の鑑賞。二回目があるとは思わなかったが、この映画館では今月二十二日で上映終了するらしいので、これが見納めになることだろう。
 券売所で券を買ったあとには売場で「劇場版Fate/stay night Heaven's Feel Ⅰ. presage flower」パンフレットの豪華版を漸く入手。鑑賞の直前にはホット抹茶オレを買い、鑑賞を終えたのは夜八時。少し買物をしたあと古泉駅へ行き、郊外電車と市内電車を乗り継いで上一万駅で降車し、大学近くの大型食料品店で買物をして帰宅。

 

 

早くも完全に冬の寒さ

 多忙の中で放置せざるを得なかった軽微な仕事の山を今日は一気に処理して、かなり疲れたので本当は早めに帰りたかったが、期限の迫る極めて重要な仕事があったので結局は夜八時半までは残業。それを終えて外へ出てみれば、東京では過剰に思えた程の厚着をしていてもなお寒さを感じる程に寒かった。完全に冬の寒さだった。

東京は松山よりも寒いかと思わせて実際には東京よりも松山の方が寒いと感じた日

 五日前、東京へ行く前には寒さを予感し、着いてみれば大して寒くもなく、厚着を後悔したのも束の間、夜になるや急に寒くなって、厚着で正解だったと思い、同時に、松山よりも東京の方が寒いと実感したが、昨日、松山へ戻ってみれば東京よりも松山の方が寒かった。そして今日、寒いのは夜だけではなく、昼でも既に寒くなっていたことを知った。

旅行記五/東京藝術大学大学美術館の皇室の彩展/ロダンの青銅時代/東京都美術館のゴッホ展と近代の写実展

 旅行記五。
 今日は帰るだけの日。帰る前に少し見物してゆこうと思い、先ずは朝八時半頃、ホテルの食堂で朝食。食後に近所のコンヴィニエンス店へ行き、一部の荷物を宅配便で発送するための紙バッグを買ってきて宿泊室へ戻り、暫し寛いだのち、荷物をまとめた。ホテルを引き払ったのは十一時の少し前だったろうか。
 神田駅から上野駅へ行き、駅構内のコインロッカーへ荷物を預けて、紅葉の上野恩賜公園へ。
 先ずは東京藝術大学大学美術館で開催されている展覧会「皇室の彩」を鑑賞。瑞彩帖の松岡映丘や小堀鞆音の絵を観ることができた。一通り観終えてグッズ売場を見れば、見事な組紐があった。道明という十七世紀創業の組紐処が制作した品であるらしい。欲しかったが、二万円以上。少し安いものでも一万五千円以上。安易に手を出せる品ではなかった。
 会場を出たあと学食のカツカレーで昼食。東京藝術大学の美術館の向かい側にある陳列館の玄関前には、ロダンの名作「青銅時代」。錆びて緑青になっているのが晴天下に輝いて見えた。
 次いで東京都美術館へ行き、「ゴッホ展」を観たあと「近代の写実展」を観た。後者は東京都現代美術館の蔵品による小企画展で、無料で観覧できる。
 三時前には上野駅へ戻り、コインロッカーから荷物を取り出して出立。上野駅から浜松町を経て羽田空港へ。修学旅行の団体客もいて賑わう空港内で暫し読書。出発時に読み始めた『美少年美術史』を読み終えた。松山空港からはリムジンバスで道後温泉駅前まで戻り、大型食料品店に寄って帰宅。夕食後には寝て、起きたのは翌朝六時半。

 

 

 

旅行記四/完全に出張仕事に徹した一日

 旅行記四。
 朝早めに準備を整え、七時開店のホテル食堂へ急ぎ、朝食を摂ったのち八時前には外出。八時三分発の中央線快速に乗車したところ、豊田行だったので終点で降りて、次の高尾行に乗り、九時十六分、西八王子に到着。待ち合わせ場所には二十分も早く着いたので近所のコンヴィニエンス店で水を買ってきてベンチで休憩しようとしたとき、相手も到着したことに気付き、早速、出立。目的地には二十分以上も早く着き、早めに仕事を開始。一軒目の仕事は予想以上の充実。十二時半頃にはそこを出立し、府中にある二軒目へ移動。昼食を摂ることなく移動して、二十分近く早めに目的地へ到着。予定した仕事は二時四十分頃には完了したが、そのあと色々会話をはじめ、いつの間にか夕方五時になっていたので、そのまま皆で夕食へ行き、散会後、京王線府中駅へ。移動中には府中駅から大門駅を経て六本木駅へ行こうかとも思っていたが、六時四十分に発っても六本木駅へ着くのは七時二十七分で、森美術館への入場時刻には間に合わないと思われたので諦めて、新宿駅で中央線快速へ乗り換えて神田駅へ。ホテルへ戻るや早めに寝てしまい、起きたのは翌朝六時。仕事に専念した一日だった。

 

旅行記三/出張仕事のあと有栖川宮記念公園で少年の彫刻二躯を観る/再び国立新美術館/安藤忠雄展の行列/日展の彫刻/新海誠展の休憩所のメッセージ掲示板/神田のホテルへ移動

 旅行記三。
 昨日までは休日で、今日からは出張。それに伴い、宿泊先も移動。
 ゆえに朝八時半頃にホテル一階の食堂で朝食を済ませたあと荷物をまとめて宿泊先を引き払い、蔵前駅から上野御徒町上野広小路駅を経て神田駅へ。神田のホテルへ大きな荷物だけ預けて再び神田駅へ戻り、秋葉原駅へ移動。ヨドバシカメラAkibaで三脚用バッグを買い、日比谷線秋葉原駅から広尾駅へ。コンヴィニエンス店でサンドウィッチと珈琲を買い、有栖川宮記念公園のベンチで昼食。そして昼一時には仕事の現場へ。
 今日の仕事には困難があるかと予想していたが、準備を整えて臨んだからか呆気ない程に快適、快調に進行し、わずか四十分間程度で完了してしまった。あまりにも早く仕事から解放されてしまい、少なからず戸惑いながら再び公園で休憩。
 有栖川宮記念公園内に円形の広場があり、その中央には近代彫刻の巨匠、舟越保武の「笛吹き少年」が建立されてある。しなやかな体型が美しい少年男子のヌード表現。そこから日本庭園へ向かう途上に建立されてある少年男子の銅像は着衣の姿を表し、台座には「僕は少年新聞や」の詩が刻される。云わば新聞少年の像。「新聞を配る少年保護育成の会」が昭和三十三年五月三十日に建立した由。像の土台の側面には「1958響子」の署名があるから、彫刻の作者は巨匠、朝倉響子か。さらに進んで、日本庭園を散策。
 公園を出て広尾駅へ。日比谷線の電車に乗れば、広尾駅の次は六本木駅
 それで再び国立新美術館へ。二日前に使用したコインロッカーへ今日も荷物を預け、二日前に購入した入場券を用いて安藤忠雄展を鑑賞。しかし大変な混雑で、まともに鑑賞できる状態にはなかった。会場内には安藤忠雄自身が来ていて座談会を開催していた。会場を出る前に図録を購入しようとしたところ、座談会のあとサイン会に参加するため図録を買い求める人々が長蛇の列を成し始めていて、その影響で行列に並ばなければならなくなった。サインをもらう意がなかったので購入し終えたら直ぐ会場を去ることを得たが、サインを求める人々は図録購入の行列のあとサイン会の行列にも並ばなければならなかったようで、実に大変。
 三時四十分頃、次には「日展」の券を買い、日本画部の会場を一周したあと彫刻部の会場へ移動。今回は休憩所にも一部の作品が展示されていて、内一つが土本周平「torso.3」。ベルヴェデーレのトルソのようで力強い。準会員、徳安和博「ペルセウス」は格好良い。同じく準会員、牧田法子の「Torso2017」は実に無駄なく美しい体型を表している。会員、亀谷政代司の「戦士」は流麗で優美。特選、横山丈樹の「双樹Ⅲ」も見応えある作品。今回も楽しめた。
 ところで、二日前、この美術館で「新海誠展」を鑑賞した際、入口で配布されている出品目録を受け取ることを得ていなかった。インターネット上ではその目録の情報量の充実が話題になっていたので、是非とも入手しておきたいと思い、会場の入口へ行って事情を説明してみれば直ぐに頂戴することを得た。感激した。
 感激した序にもう一度鑑賞しておきたくなったので、館外の券売所へ戻って入場券を買い、再び会場へ入った。オープニング・ムーヴィーを改めて鑑賞し、会場内を巡った。先日は休憩所を見逃してしまっていたが、インターネット上の情報によると、この休憩所に設置されているメッセージ掲示板には新海誠監督と神木隆之介のメッセージが掲示されている由だったので、今回はそれを確り観ておいた。自分自身もメッセージを残しておいた。「言の葉の庭」の章では、展示室の上方には光で降雨の風情が演出されていた。前回は気付かなかった。そしてクロージング・ムーヴィーを三回ばかり繰り返し観た。何度か涙が出そうになった。出口とグッズ売場の合間のフォトロケーションでは今回、写真展「郷愁」の糸守町風景写真展示の全貌を撮影できた。さらに、「言の葉の庭」の庭園を背景にした合成写真の撮影も試してみた(iPhoneには保存しておいた)。そして土産にすべく図録をもう一冊購入してから会場を出て、眼前のレストランの様子を撮影。このレストランが「君の名は。」における立花瀧奥寺ミキのデートの会場であるのは云うまでもない。まさしく「聖地巡礼」気分も味わい得た。
 こうして大いに満足して国立新美術館を退出し、地下道で日比谷線六本木駅へ行き、銀座駅で乗り換えて銀座線の神田駅へ。神田のホテルに入ったのは夜七時頃。宿泊室は高層階にあり、窓から見える景色も良い。疲れたのでホテル一階の食堂へ行き、チキン南蛮丼で夕食。チキン南蛮と云えば宮崎だが、近所のコンヴィニエンス店へ行けば、売っている水も宮崎の霧島の水だった。
 普段、家ではテレヴィを点けないが、ホテル宿泊時には大体テレヴィを点ける。今宵、東京MXでは「俺癒」を放送していて、ナレーションが斉藤壮馬。途中、斉藤壮馬の浴衣姿も観た。軽井沢旅行をしている声優三人の内、真中に座して蕎麦を食べていたのは羽多野渉だった。