来月十日から出町座きみ波/NHKクロ現における武田真一アナウンサーと京アニ/Thymosとphotio

 来月十日以降、出町座で「きみと、波にのれたら」が上映されるらしい。楽しみ。「プロメア」を出町座で鑑賞することはできなかったが、その上映期間の終了後、「海獣の子供」と「きみと、波にのれたら」を鑑賞することができるなら何も後悔はない。
 ところで。
 NHKクローズアップ現代」(クロ現)。「京アニ 世界に広がる支援の輪」。
 武田真一アナウンサーは京アニの「聲の形」を愛する人。この仕事は辛かろう。しかし、だからこそ武田アナにしか務まらない仕事。
 ところで。
 twitterで「ティモスは古代ギリシア語における男性形であるのに対してフォーティアは女性形」であるとか流れてきたのを見かけ、少し興味を抱いたので、オクスフォードの古代ギリシア語辞典で調べてみた。
 Thymosは、「魂」「気概」「怒り」。Galoは不明(というよりは辞典に記載なし)だが、galosは「義理の姉妹」で、galaは「ミルク」「可憐なもの」。
 Lioは不明(というよりは辞典に記載なし)だが、lianは、「大いに」「真に」。Fは(古代ギリシア語には普通にはなく、むしろ)Phで、Photiaは不明(というよりは辞典に記載なし)だが、photioは、「照らす」「解明する」「啓発する」。なお、現代ギリシア語では、photiaは「火」「火事」。

新海誠監督作品天気の子の原画陣に京アニ出身の植野千世子の名あり/京アニ出身者と青春アニメ/ニコニコ動画の響ラジオチャンネル小林裕介・石上静香ゆずラジゆずらないラジオ第16回/小説天気の子の表紙カバーに新海誠監督サイン付/TOHOシネマズ二条スクリーン5で天気の子を鑑賞4回目/天野凪てるてる坊主グッズ人気/TOHOシネマズ二条スクリーン10で天気の子IMAXを鑑賞5回目IMAX版2回目

 今日は休日。昼前まで寝ていた。
 金曜に観た新海誠監督作品「天気の子」のパンフレットを眺めるに、原画陣の中には京アニ京都アニメーション)出身の植野千世子の名があることに気付いた。検索してみれば昨年夏にテレヴィ放映された内海紘子監督「BANANA FISH」にも参加していたらしい。ゆえに遅くとも昨年夏までには退職していたと考えられる。「天気の子」でも美少年の天野凪先輩を描いたのだろうか。「ハイ☆スピード!」の『クリエイターズメッセージブック』の絵も素敵だった。
 思えば、新海誠監督は前々作の「言の葉の庭」の企画書で京アニの名に言及していた程にも、青春アニメ制作者としての京アニを尊敬しているようだった。今後、植野千世子が新海誠チームで活躍してくれるのではないかと期待せずにはいられない。
 そういえば、新海誠監督「彼女と彼女の猫」を原作としたテレヴィアニメ「彼女と彼女の猫」の監督は京アニを辞めてライデンフィルム京都スタジオに移籍した坂本一也だった。秋に公開される伊藤智彦監督「ハローワールド」のキャラクターデザインを務める堀口悠紀子をはじめ、京アニ出身者は青春アニメに欠かせない人材となりつつあるのだろう。
 人材輩出の原動力が木上益治(多田文雄、三好一郎)であるとは良く耳にする話。テレヴィアニメ「Free!」の番外編であり正統でもある映画「ハイ☆スピード!」で武本康弘監督は、最初の七瀬遙クロールと最後のメドレーリレーの原画を絵コンテも演出もレイアウトも含めて「多田文雄先生」に一任したそうだが、そうして描き上げられた映像は、ただ泳いでいるだけであるのに実に壮大なスケールを感じさせる描写で、あんな途轍もない仕事を側で見ていたからこそ皆が成長し得たのだろう。
 ところで。
 ニコニコ動画「響ラジオ」で「ゆずらないラジオ」(新番組「ゆずラジ」の前身番組)アーカイブ配信。第16回。
 小林裕介の体臭に欲情するオタ男を演じる石上静香と、石上静香オタ男の体臭に欲情する石上静香オタ男を演じる小林裕介の対決。オタ男の名は「変態紳士」カフェ&モカ
 ところで。
 先日TOHOシネマズ二条にある大垣書店で買った新海誠著「小説 天気の子」の表紙カバーを裏返してみれば、監督のサイン付(印字)だった。
 長閑に寛ぎ過ぎて、気付けば既に14時40分頃。大いに慌ててて外出。TOHOシネマズ二条における「天気の子」上映の15:10(通常版)と18:45(IMAX版)を予約していたが、どう頑張っても前者には間に合わない!予約の時刻に間に合わないのは初体験で無念!しかし上映中に入場するのは避けたい!と思いながら地下鉄を降車するや大いに走ってTOHOシネマズ二条へ。どうやら意外にも間に合ったらしいと確信し、飲物を買う余裕もないまま入場。
 TOHOシネマズ二条スクリーン5で新海誠監督作品「天気の子」を鑑賞。通算4回目。
 間に合わないかと心配したが、入場した15:18頃、まだ予告編が流れていた。
 立花瀧が登場したときは場内どよめきが起こったが、宮水三葉のときはそのような感じでもなかった。テッシー&さやちんとともに今一つ気付かれなかったのだろうか。宮水四葉がどこに登場しているのか?については今なお自信がないが、2回目の鑑賞のときから考えているのは、最後の晴天のとき学校の窓から青空を見上げていた人だろうか?というところ。
 次の上映まで時間があったので、グッズ売場で「天気の子」グッズ追加購入。
 本当は、てるてる坊主ヌイグルミを買い足しておきたかったが、早くも売切れ。イケメン小学生、天野凪の人気の凄さが判る。天野凪てるてる坊主フィギュア付ネックストラップを2個買ったので1個はsuicaを提げるため使用しようか。
 一階の食堂で遅い昼食を兼ねた早めの夕食。そして再び劇場へ。
 18:45からTOHOシネマズ二条スクリーン10で新海誠監督「天気の子」IMAXを鑑賞。通算5回目(IMAX版2回目)。
 連続で2回も3回も観ても、その度に受ける印象が違い、むしろ深まりゆくのを感じる。
 登場人物は皆魅力がある。高井刑事(CV:梶裕貴)やスカウトマン木村(CV:木村良平)にさえ愛嬌がある。

 

 

 

 

 

天気の子におけるグランドエスケープの崇高な響き

 今日は朝から夜まで拘束されていて映画館に行けなかった。
 昨日一日の間に映画「天気の子」を計3回鑑賞して驚いたことの一つは、「予報」で親しんだ画や台詞や音楽が意外な局面に登場し、意義を変えてきた点。特に「グランドエスケープ」がまさかあのように響こうとは。蓄積された全てが一気に解放された感動は凄まじく崇高だった。

 

新海誠監督最新作である天気の子の公開初日/TOHOシネマズ梅田における世界最速上映会/TOHOシネマズ梅田における朝9時全国一斉上映会/TOHOシネマズ二条におけるIMAX版の鑑賞/RADWIMPSによる天気の子劇伴音楽/天気の子における天野凪先輩という小学生男子

 ホテルから徒歩数分でTOHOシネマズ梅田へ。入口が分からなくて少し焦った。行けば大混雑。ホットのカフェラテを買って入場。
 0時からTOHOシネマズ梅田スクリーン2で新海誠監督最新作「天気の子」世界最速上映に参加した。素晴らしかった。アニメーション映画のみのなし得る感動を再認識できた。映像、音楽、芝居の素晴らしさは予想以上。声優陣も超豪華。懐かしい顔と声が続々登場した。
 なお、グッズ売場は大混雑。幸い、パンフレットだけは別の受付でも販売していたので早めに購入できた。
 昨日(18日)は日本アニメ史上最悪の日になったが、今日のこのアニメ映画は素晴らしかった。怒りや悲しみのあとにこの感動があって色々あり過ぎて興奮して眠れそうになく、名残惜しくて映画館を去り難かったが、暫し劇場内外を眺めたのちホテルへ帰った。
 翌朝。6時半にホテルの食堂で朝食。12階にあり、眺望が素晴らしかった。8時半にはホテルを引き払い、今朝も再びTOHOシネマズ梅田へ。ホットのカフェラテを買って入場。
 9時からTOHOシネマズ梅田スクリーン1で新海誠監督最新作「天気の子」全国一斉上映に参加。鑑賞2回目。
 2回目ともなると話の展開を知っているので後半は涙が止まらなかった。率直に言って「君の名は。」よりもさらに感動が深いのではなかろうか。
 グッズ売場は今日も大混雑。何も買わずに劇場を出て、新幹線を使わず乗り換えもなく大阪駅から山科駅へ移動。準備を急ぎ整えて再び外出。二条駅へ。TOHOシネマズ二条へ行き、ホットのカフェラテを買って入場。
 14時40分からTOHOシネマズ二条で新海誠監督最新作「天気の子」IMAX版を鑑賞。通算3回目。
 観れば観る程に感動が深まる。何もかも素晴らしいが、スケール壮大な風景と愛のドラマを盛り立てるRADWIMPSの荘厳な音楽の威力は特筆に値する。
 劇場内のグッズ売場で「天気の子」グッズを数点。パンフレットも再び購入。2冊目。同じビル内にある大垣書店でも「天気の子」の小説と、RADWIMPSによる劇伴音楽のCDと、関連雑誌を購入。
 こうして今日はTOHOシネマズ梅田で世界最速上映と朝9時一斉上映、TOHOシネマズ二条でIMAX版の計3回「天気の子」を鑑賞した。興奮冷めない中、家ではRADWIMPS作曲の劇伴音楽を鑑賞した。ただし購入してきたCDを開封するのではなく、AMAZONデジタルミュージックでダウンロードしたデータで鑑賞。同じRADWIMPSによる「君の名は。」劇伴も良かったが、今回は主題を絞り込み、統一感を出したのが交響曲風とも云えて実に素晴らしい。
 TOHOシネマズ二条で買ったグッズの内3点は、テルテル坊主のヌイグルミとチャームマスコットとシャープペン。これは事実上、魅惑の小学生男子、天野凪(CV:吉柳咲良)先輩の関連グッズだろう。凪先輩の強さ、賢さ、愛らしさ、美しさは新海誠監督絶賛の映画「聲の形」の西宮結弦(CV:悠木碧)に通じる。「天気の子」にも出演中の悠木碧氏も魅了されたのではなかろうか。

 

 

 

 

 

 

 

京都アニメーション放火殺人事件/映画ハイ☆スピード!の素晴らしさ

 午前中、大いに働き、午後からは有給休暇。「天気の子」世界最速上映会に参加するため梅田へ行かなければならないから。それは幸福な気分に満ちた夜を過ごすためだった。しかるに、昼十二時半頃、長引いてしまった会議を終えたところで同僚氏が衝撃の事実を教えてくれた。京アニ京都アニメーション)の第1スタジオが放火されたという事件だtった。その場では動揺を見せなかったのは大した被害もなかろうと思い込んでいたからだが、検索してみれば予想外に惨い状況であると分かって、大いに動揺しながら帰宅。帰途の電車内で少し泣いた。帰宅後は直ぐテレヴィを点け、報道を見守った。それで外出する気力も喪失してはいたが、思い直して準備を整え、外出。出遅れたので新幹線で移動。
 移動中、新海誠監督の声明を読んだ。「僕たちは、世界がすこしでも豊かに、わずかでも良くなることを願ってアニメを作っています」という言葉はそのまま京アニの姿勢でもあると思う。
 夜九時前に、「天気の子」世界最速上映会場のTOHOシネマズ梅田に近いホテルに到着。上映開始時刻まで暫く時間があったので、自宅から携えてきたパソコンでニコ動dアニメストアの「ハイ☆スピード!Free! Starting Days」(ハイスピ)を改めて鑑賞した。京アニ武本康弘監督2015年の名作。冒頭わずか2分間だけでも、主人公の七瀬遙が泳ぐ姿の美しさのみによって鑑賞者を圧倒し、満足させる出来栄え。さらに、少年たちの、新生活への複雑な想いが行為や表情のみによって描かれていて情趣が深い。新学期ならではの怒涛のような出会いの連続の中で少年たちそれぞれの心を表している。七瀬遙は橘真琴だけは自分の前からいなくなるはずがないと確信していて、そのゆえの素気ない態度が実はじわじわと真琴を動揺させてもいる。その過程の描写が優しい。やがて陽気な「バカ」椎名旭の登場によって物語が一気に躍動し始める。しかし彼にも葛藤が生じようとは、その時点では予想もできない。校舎内の風景では、何気ないビー玉の存在が世界観に奥行を与えて趣深い。このように、冒頭部分を観ただけでも大いに魅了され、励まされる。
 しかるに、そろそろ「天気の子」会場へ行かなければならない時刻になったので中断して深夜11時半頃に外出。

 

 

 

 

 

 

恐竜超世界の君の名は。風/祇園祭の後/終盤ガロとリオの描かれ方は祝福され得ると同時に呪われ得る/Free!RW冒頭2分間の公開の是非

 未明。NHK「恐竜超世界」が放送(再放送)されていて、何となく見ていれば、ナレーションが心地よく、しかも聞き慣れた声。やはり上白石萌音 か。劇場で繰り返し聴いて聴き慣れた声。しかも主題歌はRADWIMPSだったのか。「君の名は。」色が濃い。
 ここで改めて確かめてみれば、劇場で「君の名は。」を鑑賞したのは28回。「聲の形」鑑賞は18回、「劇場版SAO」は16回だった。
 そして夜。祇園祭の神輿が去ったあとの三条通には、いかにも祭の後の寂しさがあった。
 酒宴後の酔の勢で書けば、「プロメア」終盤、生を共有したガロとリオが裸身になって密室へ入る場面を世間は祝福しているようだが、ここで仮に、意中の美男子2人がいつの間にか結ばれたのを恨めしく見送る者の感情を想定してその視点から重ね見るなら、あれは呪わしい場面にさえなる。これは殆ど理解されない感想だろうが、そのような描き方になっているのも確かではなかろうか。
 ところで。
 現在公開中の映画「Free!RW」のtwitter公式アカウントでは映画の冒頭2分間が公開され始めた。幼少の七瀬遙と橘真琴が描かれていて、その印象深い映像によって昔の支持者を釣って勢いを取り戻したい思惑があるに相違ないが、この「ハイ☆スピード!」風の話は映画の中ではそのあと続くわけではないので、良い宣伝方法であるとは思えない。

 

 

食事の量をもっと削減しても大丈夫の予感/等身大立像ガロ画像を用いたiPhone壁紙は気まずい/ウダノゾミ田中くんはいつもけだるげ(たなけだ)第12巻

 今朝は普段よりもかなり遅く起きてしまい、朝食を摂ることができなかったが、午前中、意外に大丈夫だった。これを機に食事の量をさらに一気に削減しても良い位であるのかもしれない。
 しかるに今日は午前中に不愉快な出来事があって、その所為で妙に落ち着かない日になった。職場を出たのは夜七時半。
 明日も明後日も夜に予定があるので仕事のあとに映画を観に行けるのは今宵くらいではあったが、やはり今宵も出町座は満席だろうか?と考えてしまい、行く気力を失ったので諦めてそのまま帰宅。
 取り敢えず日曜の夜にtwitter上で入手したガロ等身大立像の素敵なる画像をiPhoneの壁紙にしてみたが、その肌色があまりにも生々しいので、画面を他人に見られてしまうと流石に気まずいかもしれない。ともあれ、やや触発されて久し振りに体を鍛えてみた。
 ところで。
 4月15日に購入していたウダノゾミ著『田中くんはいつもけだるげ』(たなけだ)の第12巻を漸く読んだ。
 これが発売されたのは3月だが、その時点で既に著者は物語を間もなく終えることを考えていたことが伺える。9月発売の第13巻で完結ということか。同じ著者の『放課後ヒーロー』とは違って永遠の日常を続けてゆけそうな話であるのに。寂しい。