ごくせん

日本テレビ系ドラマ「ごくせん」第二話。仲間由紀恵主演。
面白かった。先週の第一話から今週の第二話にかけての二話を通して、物語の設定が上手い具合に完了したと見てよいだろう。先週は小田切竜(亀梨和也)がヤンクミ(仲間由紀恵)の実力を認識し、今週は矢吹隼人(赤西仁)がヤンクミに「タイマン」を挑んで軽く敗れたあと、矢吹と小田切の危機をヤンクミが一人で救ったことで、武田啓太(小池徹平)・土屋光(速水もこみち)・日向浩介(小出恵介)もヤンクミの真の強さを認識するに至ったのだ。彼ら五人の生徒がヤンクミを味方と認識したのであれば他の生徒たちはもちろん彼らに従うことだろう。こうして確り固められた舞台の上で次回からの物語が動いてゆくのだ。いよいよ楽しみになってきた。
ヤンクミが「北風が寒い!」と云っていたのは、「トリック3」における上田次郎教授(阿部寛)の「北の国から風」に因んではいないだろうか。
亀梨和也は目付きがよい。目の鋭い強さによって光っている。大きく目を見開いたときの表情が特によい。赤西仁は二〇〇〇年三月放送の瀬戸朝香主演NHK「晴れ着ここ一番」の頃からよかった。彼の目は涼しく明るいので亀梨和也との二人組として見ると個性の違いが際立つ。亀梨和也赤西仁の二人はジャニーズには稀な人材のように見える。アイドルとして扱い易い連中ではないかもしれないが、どんどん活躍の場を与えてゆけば今後どんどん面白いアイドルになってゆくに違いない!と期待してみたい。