森本亮治公式サイトにおける仮面ライダー剣感想

森本亮治の公式サイト(http://www.amuse.co.jp/morimoto/)の「亮治の部屋」に本日付の更新があった。先の日曜日の朝の「仮面ライダー剣」最終回について彼は「最高の結末だったと僕は思います」と述べているが、確かにそうだと思う。非常に考えさせられるよい終結だった。雑誌「HERO VISION」第十七号において剣崎一真=仮面ライダーブレイド役の椿隆之は、最終回における剣崎の悲劇的・英雄的な選択について、同誌編集者が「みんなや始のことばかり考えてる剣崎自身にも幸せになってもらいたい」と発言したことに対し、逆に驚きながら「彼はみんなが幸せでいてくれることが幸せなんだから、それが幸せなんですよ」と応えているが(p.16)、森本亮治は「微妙」な結末と感じていることを述べている(p.17)。この雑誌の取材の時点では「苦い結末」に対して未だ充分には納得できていなかったのだろう。十一月三十日付「亮治の部屋」で「苦い結末」のことを記して、そして本日付「亮治の部屋」では「最高の結末だった」と記して、その間には約二ヶ月の隔たりがある。そのことは、彼があの最後を受け入れ得るようになるまでにそれだけの時間を要したことを物語っていよう。想像するに真に受け入れることができたのは先の日曜日からのこの数日間のことではなかったろうか。
なお所載の写真も面白い。大きくて立派な洒落た食堂で、和食の定食で夕食を摂っている場面だろうか。壁に設置されたカウンター席に着いているようだから、マネイジャー氏と二人で来たのかもしれない。