義経

NHK大河ドラマ義経」。滝沢秀明主演。第七話。
驚いた。北条政子財前直見)ヌードには。「スチュワーデス刑事」の一場面かと思った。衝撃の映像だったと云うも過言ではない。その恥じらいの場面は実は北条政子の夢の中の出来事だった。換言するなら北条政子は己の水浴姿を源頼朝中井貴一)に覗かれたいと願望していたということか。北条政子源頼朝北条時政小林稔侍)の登場する場面はドラマ中に別世界を作り出している感がある。
遮那王滝沢秀明)・うつぼ(上戸彩)・五足(北村有起哉)が三人揃った様子は何となく楽しい。うつぼの遮那王への片想いに気付いて面白がっている五足が面白かった。
平維盛賀集利樹)は、どこからどう見ても頼りない感じだが、平資盛小泉孝太郎)の兄としては一応は確りしていた。でも結局は頼りなかった。弟の横暴を止め切れないまま、三位殿の牛車の衛兵からの熾烈な報復攻撃に、弟とともに耐えている間、輿の中で只管歯を食い縛るのみだった維盛の姿が哀れで素敵だった。賀集利樹にはよく似合う役だ。