2003年3月放送ごくせんDVD卒業式之巻における入浴場面

二〇〇二年度に放送された仲間由紀恵主演「ごくせん」のDVD全五巻中、最終巻所収の「ごくせんスペシャル・さよなら3年D組…ヤンクミ涙の卒業式」を見た。二〇〇三年三月二十六日のテレヴィ放映時に録画したヴィデオで二三週間前に見たばかりだが、敢えて改めて見たのは入浴場面を見直すために他ならない。三年D組の連中が卒業旅行と称して伊豆の温泉旅館に来て露天風呂で騒いでいたところを、偶然にも同じ旅館に来ていたヤンクミ（仲間由紀恵）に発見され、叱られる場面。
旅館から屋外の温泉へ出る出入口にヤンクミが立ったとき、その近くに内山春彦（小栗旬）と野田猛（成宮寛貴）がいたのは今さら確認するまでもない。改めて確認して知ったのは、彼らの隣に島津栄基（北村栄基）がいて、彼の後ろにいたのは恐らくは仙石龍二（載寧龍二）だったこと、そして彼らが映った画の次の画には堀部亮治（森本亮治）と大石雄輔（上地雄輔）の二人だけが映っていたことだ。
堀部亮治は何時も通りサッカーボールを持っていたが、入浴中だからか前髪を上げていた。テレヴィ放映の頃、森本亮治はジュノンボーイ出身の美少年として徐々に知られつつあったし、上地雄輔は「世界ウルルン滞在記」で全裸を披露して話題になっていた。当時は何と云っても成宮寛貴の人気急上昇の時代であり、「高校教師」で悪役を演じて注目を集めたこともあってか、この「ごくせんスペシャル」でも彼の演じる野田猛は後半に至り一寸した悪役に化してしまい、沢田慎（松本潤）率いる三年D組の多数派とは対立する少数派集団八人組を形成したが、堀部亮治と大石雄輔は島津栄基や仙石龍二とともに野田猛に従い、その集団の中心人物だった。特に堀部亮治は野田猛と行動をともにする場面が多かった。成宮寛貴と森本亮治が並んで歩いていたのだ。今改めて見てもなかなか美麗で、実によい。
で、入浴場面の話に戻せば、堀部亮治と大石雄輔が一緒にいたのは他の人々が入っていた岩風呂ではなく、脇にあった桶みたいな小さな浴槽で、ヤンクミ入場時の画で云えば、浴場の奥側から見て左側に出入口があり、ヤンクミがそこに立ち、右側に桶風呂があって堀部亮治と大石雄輔がジャレていた。そしてヤンクミが怒りの叫びを発し、皆が驚いて全裸のまま立ち上がったとき、堀部亮治のは完全に見えそうな位置にあったが、幸い（？）、湯気で隠れて全く見えない。残念だ。