スポーツえらい人グランプリ芸能人No.1打者決定戦!における亀梨和也

日本テレビ系「徳光&所のスポーツえらい人グランプリ2005PART21」。夜七時から二時間の特別番組。その冒頭にあったのが今宵の目玉企画とも云える「めざせパーフェクト!芸能人No.1打者決定戦!」。これに「ごくせん」で人気を得たKAT-TUN亀梨和也が出場した。会場は東京ドーム。打順の来るのを待つ間、彼の座席は前列だったり後列だったり移動していたようだ。そして彼の打順が来ないまま前半戦は終了(七時半頃)。スタジオでの座談を交えながら数人のスポーツ選手の逸話を紹介したのち、七時四十八分頃、「前回チャンピオン」として亀梨和也がスタジオに登場。何と!彼は予てからこの番組の企画には出場していたのか。「ごくせん」に出演する以前から日本テレビには縁があったわけなのか。
もともと亀梨和也は少年野球の世界では日本代表選手として活躍した程の人材だったらしいから、その才能で活躍の場を得たのだろうが、それで日本テレビとの縁を得たことがもし「ごくせん」への出演にも繋がったのだと考えてよければ、なかなか面白い話ではないか。彼の所属するアイドル集団KAT-TUN山下智久率いるNewSの陰に隠れて活躍の場を得られないでいたかに見えるだけに、「ごくせん」への彼の抜擢は何となく異例の人選だったかにも思える。もちろん真相は知らないが、印象として。だが、人気と実力だけで地位を獲得するというのはジャニーズには稀有な例だろう。しかも、この場合の「実力」というのが野球の実力のことなのだ。実に稀有な話ではないか。
アンタッチャブル山崎が自分と亀梨和也との間には似たものがあるのを感じると発言して一斉にツッコミを入れられる等といった賑やかな一時を経て、七時五十分頃から「芸能人No.1打者決定戦」後半戦が始まった。雨上がり決死隊蛍原徹の謎の叫び声に爆笑する亀梨の姿も映し出されつつ試合は進行したが、宇津木妙子の出番のときには亀梨は解説者席に座していた。そして北村弁護士のあと、八時七分頃、亀梨が登場。無論このとき、ドラマ「ごくせん」における小田切竜役の彼の雄姿も、主題歌「NO MORE CRY」とともに画面に流れた。で、結局、今回も彼が優勝して二連覇を達成した。その後スタジオで掛布雅之が投手側について解説した際、関連して亀梨も自身の打法について解説していた。精密な計算があの活躍に繋がったのか。感心した。彼はその後の松村邦洋「激痛」企画に爆笑したあと、八時半頃、中田大輔選手の「トランポリン・ダンク」企画の前に、静かに退場したようだ。