新番組ミンナのテレビ

日本テレビ系「ミンナのテレビ2時間スペシャル」。夜七時五十八分から約二時間の番組。しかも生放送。テレビ雑誌によると出演者は28名にも及び、しかも今宵のこの「2時間スペシャル」では、ジェニファー・ロペス浜崎あゆみ、B'zなど「豪華ゲスト」も多数。内容としては各種の企画が盛り沢山…なのに見ていて辛かった。途中から見始めて所々眺めたに過ぎないが、果たして最初から確り見ておけば少しは楽しめたのか、それとも逆にもっと辛かったのか。何と云うか、十年昔の番組かと思った。今のままでは出演者たちが余りにも気の毒だ。このままの番組内容で行くつもりなのであれば、将来有望な人たちにはどうか次回からは降板して欲しい…とさえ思う。ちなみに次回放送は一ヶ月後だそうだから企画を練り直す余裕はあるはずだ。
一般論を云うと、物事が上手くまとまらない場合、その物事の最も重要な部分と想定されているものを消去すれば、意外に上手くまとまるものだ。重要な部分を消去すると全てが台無しになるかと思いがちだが、実はそれこそが成功を妨げる根本の原因だったりするものなのだ。さて、今宵始まった「ミンナのテレビ」において、番組の骨格は、芸能界の首領としての和田アキ子に大勢のアイドル・芸人・ミュージシャンが従属するの構図というものにあるかと見受ける。その意味で和田アキ子なくしては成り立たない番組であると云えなくもないが、思うに、むしろ和田アキ子がいなくなれば大半の無駄な要素が省かれて、スッキリまとまるのではないだろうか。一度試してみた方がよい。
ともあれ松本潤は強い責任感の持ち主であるに相違ないと確信した。逆境に耐えて大健闘していた。KAT-TUNも自分たちの持ち場を守り頑張っていたと思う。健闘がよい結果を生じないとしても、それは番組自体に問題があるからに他ならない。なお附言すれば上田竜也は髪を黒くしたのが似合っていた。金髪・茶髪よりも黒髪が正解だと思う。