スウィングガールズDVD

今朝、昼前、映画「スウィングガールズ」DVDを再び見た。全体を通して見るのは二度目だ。傑作な場面の連続だが、今のところ最も気に入っているのは、街のスーパーマーケットの入口前の駐車場で鈴木友子（上野樹里）・斉藤良江（貫地谷しほり）・関口香織（本仮屋ユイカ）・田中直美（豊島由佳梨）・中村拓雄（平岡祐太）の「SWING GIRLS ＆ A BOY」が小演奏会を成功させた場面だ。このとき、既に離反していた仲間たちがその様子を見て合流を決意し、身に付けていた豪華なブランド品を全て売って楽器を買って、制服姿で演奏に参加したのだ。物語の後半の圧倒的な盛り上がりを予告する重要な場面であるし、一気に大人数になった「SWING GIRLS ＆ A BOY」が演奏する上空に白い雪が桜吹雪のように舞っている絵は、最後の嵐の到来をも予感させて、実に美しい。この場面は「スウィングガールズ」物語の云わば一つの終極だが、それを直接に導いたのは横断歩道でジャズのリズムを悟った場面にあり、ここでの、「SWING GIRLS ＆ A BOY」五人組の踊りながらの行進がやはり楽しい。横断歩道から最後の大演奏会までの展開は何度見ても楽しい。この部分だけは三度は見た。