仮面ライダー響鬼

テレビ朝日系“スーパーヒーロータイム”ドラマ「仮面ライダー響鬼」。細川茂樹主演。十七之巻「狙われる街」。
イブキ(渋江譲二)の休日。立花香須実(蒲生麻由)を誘っての買物デート。自分の服を買いに行くのにわざわざ香須実をも誘ったのは、香須実とデートをしたかったからでもあるだろうが、それ以上にむしろ自分が一体どんな服を着たいのか、自分では何一つ決められないからだったらしい。その買物の途中、休憩中の喫茶店の窓の下に童子(村田充)と姫(芦名星)がいたのに気付いて、急遽、戦闘態勢に入ったが、この前後、イブキはそれぞれ異なる二つの表情を見せた。買物を楽しんでいた間、彼は底抜けに優柔不断で、甘え切ったような目付きと口調で、顔立ちまでも微妙に緩んでいたが、戦闘に入るや、急に凛々しい顔立ちになったからだ。とはいえ、この違いは必ずしも「昼間」と休日との対比ではない。先輩のヒビキ(細川茂樹)や弟子の天美あきら(秋山奈々)と一緒の休日には決して緩んだ優柔不断な顔にはならないからだ。イブキは多分、香須実の前でだけ本性を表すのだろう。
イブキの今回の戦闘には見応えがあった。急のことで何時もの武器を携えないまま、殆ど素手だけで戦わなければならなかったが、それでも何とか童子と姫を倒し、「魔化魍」の攻撃にも耐えていた。この戦闘の結末については次週を待たなければならない。
ところで、戸田山登己蔵轟鬼=トドロキ(川口真五)が立花日菜佳(神戸みゆき)と交際することを、日菜佳の父であり葛飾柴又の甘味処「たちばな」店主でもある「たちばなのおやっさん」立花勢地郎(下條アトム)は今のところ認めてはいないらしい。あと、今朝この番組の合間の「オロナミンC」CMに細川茂樹がヒビキとして出演していたのには驚いた。