離婚弁護士2
フジテレビ系ドラマ「離婚弁護士2・ハンサムウーマン」。林宏司脚本。松山博昭演出。天海祐希主演。第七話。
野波真理(中山忍)が宿した北尾龍三郎(清水紘治)の子の「認知」問題について、北尾夫人の芙美子(江波杏子)は「男の甲斐性」なるものを一応は認めながらも、むしろその甲斐性の範囲にその結果に対する責任をも含めた上で、それを全うすることを厳しく要求した。「憎しみと愛情は良いお友達なの」という台詞には凄みがあり、芙美子の出番には威厳ある重みがあって見応えがあった。
今回の第七話には全体としては暗く苦い空気が充満していたとはいえ、間宮貴子(天海祐希)の仕事がドラマの主役の位置にあったし、小向つや子(戸田恵子)や三神達也(宇梶剛士)の担う無駄な話には出る幕がなく、「離婚弁護士」物語の本筋に徹していたのがよかったと思う。